以前記事にしました実生の怒雷神、おかげさまでかなり大きく成長させることができました。
4月中旬の種まき〜発芽以来ずっと植物育成ライトのみで育ててきました。
安い植物育成ライトでも高性能なのか怒雷神の成長が早いだけだったのか定かではありませんが、3ヶ月弱の成長期間にしては大きく成長していると思います。
同時に種をまいた笹の雪もその他オテロイやホリダもそれなりに成長しているので意外と植物育成ライトの効果が高いのかもしれません。
今回は腰水から通常の育成状態へするための植え替えですから植え替えといってもちょっと違うかもしれませんが、こういった方法で植え替えたんだ…下手くそだな笑笑とでも思って頂けたら幸いです。
アガベ 怒雷神(Agave potatorum ‘Verschaffeltii’)の様子
現状の怒雷神はどうなっているかというと、2株のみ生き残っていて本葉が3〜4枚ほど出てきています。
発芽後3ヶ月弱にしてはよく育ったなぁと思っているのですが贔屓目でしょうか?
根も飛び出して植え替えろと叫んでる?
ここまで大きくなると豆苗プランタでは手狭、特に深さが足りないので根が盛大に飛び出してきています。
これ以上放置すると植え替え自体がやりにくくなりそうなので思い切って植え替えることにしました。
植え替えに必要な鉢と用土
鉢・用土など前もって植え替えに必要なものを揃えなければなりません。
鉢
鉢は下の画像の3号鉢?が手持ちにあったので、怒雷神1株ずつ植えることにしました。
ただ、これ鉢ではなく鉢カバーが正解らしくて鉢底に排水用の穴が空いていません。
これでは使えないのでドリルでゴリゴリと穴を開けました。
大小で計8個の穴を開けておけば、まぁ大丈夫でしょう。
用土
植え替えに使う用土ですが、今回は硬質赤玉土と硬質鹿沼土を購入したのでこれらと軽石で作ってみます。
アガベですから排水性と通気性に優れている用土であれば大丈夫かなと思うのですが、各土の配合割合にこれといった最適解もないので適当に配合してみることにします。
今までも市販の用土(PROTOLEAF 粒状かる~い培養土)に適当に赤玉土や軽石を追加して作っていたので同じようなものですな。
ということで以下の配合割合(適当だけど)で作りました。
名称 | 割合 |
---|---|
赤玉土(小粒) | 2 |
鹿沼土(小粒) | 1 |
軽 石(小粒) | 1 |
マグアンプK | 適量 |
オルトラン | 適量 |
狙いとしては、「排水性」や「通気性」に優れるようにしたつもりです。
植え替え
鉢と用土の準備ができたらいよいよ植え替えです。
困ったのは豆苗プランタから無傷でアガベの苗を取り出せるか問題でした。そのままひっくり返したのでは最悪苗が土の下敷きになりそうでうまくないです。
さんざん考えたあげく、水を張ったバケツにプランタごとドボンと沈めて土を落とすというやり方。
水没させて少し揺すると土が緩んで苗が外れ水面に浮かび上がってきます。
こいつはうまくいきましたね。水没させたところでどうということないし根を傷つけずに苗を取り出せるしで我ながらうまくやりました。自画自賛だね。
取り出した怒雷神の様子は下の画像をご覧下さい。
根も良く張っていて見るからに元気そうです。
では植え替えてきましょう。
1 植え替え先の鉢に軽石の中粒を厚さ2センチ(適当でOK)程度入れる。
これは軽石でもいいし赤玉土でも鹿沼土でもなんでもいいでしょう。
2 次に配合した土を同じく2センチ程度いれ、マグァンプ(緩効性肥料少々、オルトラン(害虫予防薬)少々を入れたら軽くかき混ぜる。
マグァンプはあってもなくても大丈夫、オルトランは虫除けに入れておいた方が安心できるでしょうね。
お守りです。
3 怒雷神の苗を中央において配合土を足しながら苗の高さを調整します。
両手が塞がって撮影はできなかったので恐縮ですが出来上がったのが下の画像です。
今後しばらくは植え替えなくてよさそうなので軽石を化粧石に使っています。
4 植え替え後は水をジャブジャブかけて土に残っている微塵を取り除きます。
鉢の底から流れ出る水が透明になるまでたっぷりと水をかけます。
植え替え後はしばらく水をやらない方がいいという話も聞きますが、完全無視でいつもジャブジャブ水をかけています。
これでも枯れたことないしついさっきまで腰水で水に浸かってのだから大丈夫でしょう。
5 植え替え後は再度腰水だ!
さすがにこの暑さの中でうっかり乾燥させてしまうと枯れてしまうでしょうからトレーに2センチほどの水深で水を張って鉢を置いておきます。
ゆるい腰水ですが徐々に水を減らしていって腰水から卒業させてやりたいです。
植え替え後落ち着くまでは直射日光を避けて風通しの良い明るい日陰に置いておきましょう。
笹の雪も植え替え
同じポットに植えらていた笹の雪も当然ですが植え替えました。
手順は同じなので省きますが、笹の雪は怒雷神に比べて一回り小さいので2.5号のプラ鉢に引っ越しです。
笹の雪は5株が残ってくれましたがいまだ小さいので、しばらくは腰水続行です。
まとめ 誰でもできるアガベの植え替え
ピーマンみたいな馬鹿でもできるアガベの植え替えでした。
いろいろとやっていましたが、要は「状況に合わせて適当にやれば大丈夫」でしょうか。
植え替えを単純化すると3ステップ
- アガベを鉢から抜く
- アガベの根鉢をほぐす
- 新しい鉢に入れて終わり
と、とても簡単。やってみればある種のコツをつかめるでしょうから思い切ってやってみるのもアリかと。
うまくいけばそこはかとない達成感に満たされること請け合いです。
この後の成長はこちらのページに記録していきます。
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