【新発売】AI搭載ワイヤレスマウス「ThinKlick」使い勝手はどうなの??

※プロモーションを含みます。

AIを搭載した最新マウスを使って画面上の文字を翻訳している大学生

マウスにAIを搭載させた製品が発売されたようですね。「ついにマウスにAIが直接載る時代が来たか」と注目されている製品が、AI搭載ワイヤレスマウス「ThinKlick」です。

「マウスにAI搭載?」

と思う方がほとんどでしょうね。
マウスというと、昔はボール式のマウス(若い人は知らないかもね)だったのが光学式に進化して、現在はその延長上にあるわけですが、とうとうAIまでマウスに搭載してしまったようです。

色々と突っ込みどころがある製品なので妄想を元にした戯れ言をダラダラと書いてみます。

AI搭載とはあるが本質はそこではない

「マウスの中にAIが入っている」という表現を聞くと、マウス単体で思考するようなイメージを考えがちですが、正確には「マウスがAI(Spark)を操作するための専用コントローラー兼マイクになっている」という仕組みです。

具体的にはどうなのか、3つのポイントで考えて見ましょう。

1. マウスは「入り口」と「スイッチ」の役割

ThinKlick本体には、一般的なマウスにはない「高感度マイク」と「AI専用ボタン」が物理的に搭載されています。

  • マイク: あなたの声を拾ってAIに届けます。
  • 専用ボタン: 「翻訳開始」「音声入力」「OCR(文字認識)実行」などが割り当てられており、これを押すことでPC上のAIアプリが即座に起動します。

2. 頭脳である「Spark」はPCと連携

「Spark」というAIの処理エンジン自体は、PCにインストールした専用ソフトウェア、またはクラウド上のサーバーで動作します。

マウスのボタンを押すと、マウスからPCへ

「今から音声を送るから翻訳して」
「画面のこの範囲を文字起こしして」

といった命令が飛び、Sparkがそれを受けて処理結果を画面に表示する、という流れです。

COLUM:「Spark」というAI

AI「Spark」は、株式会社Glotureが展開する「ThinKlick」などの次世代デバイスに採用されている、作業効率化に特化した入力支援型AIです。

最大の特徴は、ハードウェアと密接に連携した「即時性」にあります。主な機能は以下の通りです。

  • リアルタイム翻訳: 130以上の言語に対応し、音声入力を即座に翻訳・テキスト化します。
  • 高度なOCR(文字認識): 画面上の画像やコピー不可なテキストを瞬時に読み取り、編集可能なデータに変換します。
  • 音声操作: 専用ボタンとマイクを使い、検索や入力、要約をワンタッチで実行します。

Geminiのような汎用AIが「広範な知識との対話」を得意とするのに対し、Sparkは「目の前の作業(翻訳・書き出し・検索)をコンマ数秒早めること」に特化しています。特定のソフトを開く手間を省き、マウスなどの道具を「AIの入り口」に変えることで、特にリサーチや執筆のスピードを極限まで高めたい層に向けた設計となっています。

3. なぜ「搭載」と呼ぶのか?

ハードウェア(マウス)とソフトウェア(Spark)が密接に統合されているため、「AI搭載マウス」と呼んでいるようです。 従来の「ブラウザを開いて、翻訳サイトに行って、文章をコピペする」という手間を、マウスのボタン一つでショートカットできる点が、この製品が「次世代」と言われる所以です。
次世代…。

12,800円の価値はあるのか??

このマウス、価格は12,800円のようですが、それだけの対価を払う価値はあるのでしょうかね?

結論から言えば、利用できるAIは「Spark」のみで、一般的なAIである「GeminiやChatGPTとの直接的な連携は(現状の標準機能では)不可能」です。
「AI搭載マウス」とは言ってもSparkとだけの閉鎖的なシステムですから、あまり応用は利かないといっても過言ではないでしょう。

1. 「Spark」という閉鎖的なエコシステム

ThinKlickに搭載されているAI「Spark」は、製造元のプラットフォームに紐づいた専用のエンジンです。

  • 連携の壁:GoogleのGeminiやOpenAIのChatGPT、MicrosoftのCopilotといった「使い慣れた外部AI」に、マウスのボタンから直接プロンプトを投げるようなカスタマイズ機能は、現状では公式には用意されていません。
  • 音声入力の限界:「マウスで音声入力ができる」といっても、それは「テキスト化したものをGeminiの画面に貼り付ける」というステップが必要になるだけで、それなら「OS標準の音声入力機能+お気に入りのマウス」で十分代用できてしまいます。

2. 12,800円の「正体」は何か?

一般的な高性能マウス(ロジクールのMX Masterシリーズなど)が1.5万〜2万円することを考えると、12,800円は安く見えます。しかしマウスとしての基本性能(センサー精度やボタンの耐久性)だけで見ると、数千円クラスの製品に近いというのが実情でしょう。見た目ではせいぜい2,000円といったら言いすぎかな?

つまり、差額の約1万円分は「翻訳・OCRソフトの買い切りライセンス料」だと解釈するのが妥当ではないでしょうかね。

誰のための製品なのか?

「APIの設定やソフトの連携なんて面倒なことはしたくない、ボタン一つで今すぐ画面上の中国語を日本語にしたい」という、ITリテラシーよりも「即時性・簡便性」を最優先する層に向けたパッケージ商品といえます。

3. ロジクールなどの「プラットフォーム型」との比較

もし「応用力」を重視するなら、ロジクールの「Logi AI Prompt Builder」のようなアプローチの方が圧倒的に現代的です。

  • ロジクールの場合、専用ソフトを通じてマウスのボタンに「ChatGPTを起動して要約させる」といった動作を割り当てられます(2024年以降、Geminiなど他のAIへの対応も進んでいます)。
  • マウス自体は普通のもの(対応機種)を使い、AI側はユーザーが自由に選べるため、今回懸念されている「応用が利かない」「閉鎖的」という問題が解消されています。

12,800円を出す価値があるのは、「1日に何度も海外ソースの翻訳や、画像からの文字起こしを、コンマ数秒でも速く終わらせたい」というワークフローが固定されている人に限られそうです。

「Geminiを使って構成案を作りたい」
「最新のAIモデルを使い分けたい」

という、AIを使いこなしたいユーザーからすると、「物足りない」「高すぎる」と感じるのが自然な反応でではないでしょうか。

「潰しが利かない」という致命的なリスク

この製品は、ガジェット選びにおいて最も警戒すべき「独自エコシステムへの依存(ベンダーロックイン)」の典型例と言えそうです。

1. 「ハードウェアがソフトウェアの人質」になるリスク

ThinKlickの場合、12,800円という価格の大部分が「Spark」というソフトウェアのライセンス代や開発費に充てられています。つまり、以下のような事態が起きた瞬間に、このマウスの価値は数千円の並行輸入品レベルまで暴落します。

  • Sparkの精度が期待外れだった場合: 代わりのAI(GeminiやChatGPT)をこのボタンに割り当て直す自由度が(現状の仕様では)ありません。
  • サービスの終了・不具合: 万が一、メーカー側でSparkのサーバーが止まったり、OSのアップデートで専用アプリが動かなくなったりすれば、マウスに付いているマイクもAI専用ボタンも、ただの「反応しないプラスチックの突起」に成り下がります。

2. 「Geminiとの連携」を望むなら、もっと賢い選択肢がある

Geminiや最新のAIツールを自由に使いこなしたいユーザーであれば、「AIボタンを自作できる汎用性の高いハードウェア」を選ぶ方が、投資としての効率(ROI)は圧倒的に高いです。

  • ロジクール MXシリーズ / Gシリーズ: 専用ソフト(Logi Options+)を使えば、マウスのボタンに「Geminiのページを開く」だけでなく、「選択したテキストをコピーしてGeminiに貼り付け、特定のプロンプト(要約して、など)を実行する」というマクロを組むことができます。
  • ショートカットキーの活用: 12,800円出すのであれば、信頼性の高いマウスを購入し、余った予算で「Elgato Stream Deck」のような左手デバイスを導入した方が、Gemini、ChatGPT、DeepLなどをボタン一つで自在に呼び出せる「最強の執筆環境」が構築できます。

3. ハードとしての「寿命」の短さ

マウスは消耗品です。チャタリング(クリックの誤作動)や電池の劣化は避けられません。 汎用的なAIツールであればマウスを買い替えても設定を引き継げますが、ThinKlickは「このマウスが壊れたら、慣れ親しんだSparkのワークフローも捨てることになる」というリスクを抱えてしまいます。再購入すれば良いのでしょうが、果たしてそんな気が起きるのか…謎ですな。

ガジェット好きにはオススメかも

機能はともかく、新しいものに触れてみたいという「新しもの好き」や「ガジェット大好き」な方でしたら「一度試してみる」のもアリかもしれません。
最悪、Sparkが使えなくなっても「ごく普通のマウス」として継続して利用はできますからね。

物珍しさで初動の話題性でそこそこ数は出るでしょう。ただ、実際に使ってみて「あれ、スマホのGeminiに喋りかけた方が速くないか?」と気づいたユーザーから脱落していく……という未来が見えるようです。


以下はAI搭載ワイヤレスマウス「ThinKlick」の特徴や仕様を記載しています。

AI搭載ワイヤレスマウス「ThinKlick」

株式会社Glotureは、AI「Spark」を搭載した次世代ワイヤレスマウス「ThinKlick」の一般販売を、2026年1月21日よりビックカメラのインターネット総合通販サイト「ビックカメラ・ドットコム」およびビックカメラ有楽町店にて開始いたしました。

「ThinKlick(シンクリック)」は、音声マイク、AI翻訳、OCR機能などを手のひらサイズに凝縮したAI搭載ワイヤレスマウスです。AI「Spark」により130言語の音声翻訳に対応し、USB-C充電で手軽に持ち運びが可能です。クラシックなカラーと人間工学に基づいたデザインも魅力の一つです。

見た目はどこにでもある安価な5ボタンマウスに見えますが…(画像:PR TIMES

ワイヤレスマウスに最先端のAIが融合したThinKlickは、高性能AI「Spark」の機能を活用し、音声翻訳やOCR機能により作業効率を向上させます。

ThinKlickの主な特徴

ThinKlickは、以下の特徴を備えております。

  • 先進のSpark AI: ライティングやプログラミングなど、業務効率の向上が期待できます。
  • AI言語モデル: 98%の音声翻訳/検索精度を誇ります。
  • 便利な翻訳機能: 130以上の外国語に対応しています。
  • 幅広い互換性: WindowsとmacOSの両システムに対応しています。
  • 接続先のデバイスを切り替え: 最大3つまでのデバイスとペアリングし、ボタン操作で簡単に切り替えが可能です。
  • 人間工学に基づいたデザイン: 長時間使用しても手が疲れにくい形状です。

AI機能をすぐに呼び出せるボタンデザイン

AI、翻訳、音声入力、音声検索の4つのスマートボタンを搭載しており、それぞれの機能が詳細に説明されています。

(画像:PR TIMES

疲れにくい優れたデザイン

ThinKlickは人間工学に基づいたデザインが特徴で、サイズ、重量、グリップ感を最適化することで、長時間の作業でも疲れにくい理想的な形状を実現しています。

(画像:PR TIMES

音声翻訳機能

ThinKlickがあれば、言葉の壁を越えた自由なコミュニケーションが可能です。最大98%の精度で120以上の外国語に対応しています。

(画像:PR TIMES
(画像:PR TIMES

文字認識(OCR)機能

スクリーンショットから文字認識を行い、PDFの強力な編集・変換機能も提供します。PDFファイルをWordのようにスムーズに編集し、Word、Excel、PPT、txtなどの形式に変換することが可能です。

(画像:PR TIMES

充電が簡単で長持ち

ThinKlickはUSB Type-C充電に対応しており、1回のフル充電で長時間使用が可能です。

(画像:PR TIMES

最大3つのデバイスとの接続を切り替え可能

ThinKlickは最大3つまでのデバイスとペアリングが可能です。例えば、2.4GワイヤレスレシーバーでPCと、Bluetoothでスマートフォンやタブレットとペアリングし、ボタン操作で接続先を簡単に切り替えることができます。

(画像:PR TIMES

カラーバリエーション

ブラックとホワイトの2色が展開されています。

(画像:PR TIMES

商品仕様

項目詳細
サイズ約105x65x35mm
重さ約82g
素材ABS+アルミ合金
カラーブラック、ホワイト
接続方法2.4G USBレシーバー/Bluetooth 5.0
マウス感度調整可能 (1000/1200/1600/2400/4000)
対応OSWindows 7/8/10/11
充電方法USB Type C (充電中は通常使用可能)
翻訳機能言語120種以上

※ソフトウェアのバージョンは継続的に更新されており、特定の機能やインターフェースはソフトウェアの仕様に応じて変更されます。
※製造元都合により仕様・付属品は予告なく変更となる場合がございます。

ご注意点:

  • ThinKlickは充電式バッテリーを搭載していますが、日光にさらしたり、高温の車内に保管したりしないでください。
  • マウスのシェルを取り外したり、部品を分解したりしないでください。
  • 充電式バッテリーが衝撃や局所的な力を受けると、爆発や火災が発生する可能性がありますので取り扱いにはご注意ください。
  • マウスの接触部分の周囲温度は60℃を超えないようにしてください。充電式バッテリーの劣化が早まる可能性があります。
  • ThinKlickの充電温度環境は0℃~45℃の範囲が推奨されます。

■ 株式会社Glotureについて

「ガジェットのZARA」となることを目標に、2015 年に設立されました。
「Smarter by Design」という経営哲学のもと、最新のトレンドと考え抜かれたデザイン、そして厳格な品質管理を重視し、革新的な製品を世の中に広めていきます。

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