安いコスパのすぐれたワイヤレスイヤホンはあまたありますが、990円の激安ワイヤレスイヤホンを見つけました。この値段でどんな音がするんだろうという興味がわき、つい購入してしまいました。
990円ですからまともな音が出るのか、それ以前にまともに動くのかいろいろといじくってみました。
使ってみたところ、価格相応の作りではあるものの誤動作するわけでもなし、音質も安っぽさはあるもののまぁまぁ(個人的には好みの音)と、日常使いには十分な仕上がりのようです。無くしても諦められますしね。
100円ショップってすげえな!
この安いワイヤレスイヤホンを見つけたのは100円ショップ「Watts(ワッツ)」。
税込み990円のワイヤレスイヤホンですから本体は900円ですね。100均といっても最近は100円以上の商品も並んでいることが多いのはご承知かと思いますが、この激安ワイヤレスイヤホンもその類いのひとつなのでしょう。
ちなみに、この安いワイヤレスイヤホンのとなりには100円高額な本体価格1,000円のワイヤレスイヤホンも置いてありました。どちらにしようか迷ったんだっけ。
990円の安いワイヤレスイヤホン
充電ケース
充電ケースは価格相応の作りかな。とは言っても十分のその機能を果たしてくれています。
大きさですが、横63×縦40×厚さ29mmとごく小さなものです。
フタは磁石で固定されるタイプではなく、爪が引っかかるような機械的な構造で閉まるようになっています。
中央に四角の窓がありますが、ここには充電状態をしめす数字が表示されます。(満充電で100)
イヤホン本体
全体的な作りは価格相応で防水でもありません。チープさはあるものの「日常使うには十分じゃね」といったところです。
重量は片側4gのごく軽いもので、耳に装着しても違和感はほとんどありません。また、軽いので多少動いたとしても「落ちそう!」といった不安は感じませんでした。
他のイヤホンと同じく充電ケースにしまう事でケースから充電してくれる構造になっています。
付属品
990円とはいっても必要な物は同梱されています。
説明書・交換用イヤーピース・充電ケーブルの3点セットですね。激安品ですと交換用イヤーピースが付属しなかったりとかあるものですが、この製品にはしっかりと付属していました。
充電ケーブル
豚のシッポのような短い充電ケーブルが付属しています。長さ19cm位です。
イヤーピース
低価格にもかかわらずイヤーピースはS/M/Lの3サイズが付属しています。(Mはイヤホンに装着済み)
取扱説明書は素晴らしい
なんといっても出来が良いのは取扱説明書。
低価格品では小さな紙一枚ということもある取説ですが、このワイヤレスイヤホンに付属していた取扱説明書はなんと20ページ。文字も読みやすい大きさで日本語もしっかりしており、事細かに使い方等が説明されています。結構コストがかかっていそうなのですが好感は持てますよね。
ワイヤレスイヤホンの使い方と使用感
使い方はすばらしい取扱説明書を見ればわかりますが、一通りやってみました。
ペアリング
まずデバイスとのペアリングが必要です。
このあたりは安物だといっても他の完全ワイヤレスイヤホンと異なるところはありません。
Androidのペアリング手順
Androidの場合は以下の手順でペアリング可能です。
この完全ワイヤレスイヤホンの名称は「S8」となっているのは取説でわかります。
- イヤホン本体をケースから取り出す。(イヤホンの電源が入ります)
- スマホの「設定」をタップ
- 「Bluetooth」をタップし「ON」にします
- 「新しいデバイスとペア設定」をタップ
- 「S8」が表示されているはずなのでこれをタップ
- 「ペア設定をする」をタップ
- 音声が聞こえてくれば接続完了
iPhoneの場合
iPhoneなどのiOSデバイスは以下の手順でペアリング可能です。多分これでできると思います。
- イヤホン本体をケースから取り出す。(イヤホンの電源が入ります)
- iPhoneの本体で「設定」をタップ
- 「Bluetooth」をON
- 「その他のデバイス」を選択
- 「S8」を選択
- 「ペア設定をする」を選択
- 音声が聞こえてくれば接続完了
※最新のiOSでは多少違いがあるかもしれません。
操作感
基本的な操作は他のイヤホンと同じように左右のマルチファンクションキーの操作の組み合わせなので大差ありません。具体的には書きませんが、素晴らしい取説に事細かに書いてあります。
マルチファンクションキー
イヤホン本体についているマルチファンクションキーですが、タッチセンサーではなく機械式のスイッチなのでちょっと強く押さないと反応してくれません。連打などは非常にやりにくく、押すたびにイヤホンが耳に食い込むというか何というか不快です。(^_^;)
操作が困難というレベルではないもののとにかく不快です。
装着感
軽いので装着後に落ちるかもといった不安感を感じることはないですね。各人の耳に合わせてイヤーピースを選択すれば安心して使用できると思います。
ただ、防水機能は考慮されていない(この価格では無理か)ようですので、装着後に汗かいたり雨に当たったりするとうまくないかもしれません。
音質
このワイヤレスイヤホンの音質なのですが、個人的な感想ということでごと了承ください。ノイズキャンセリングなど特殊な機能は皆無ですので、ただ音楽を聞いた上での感想です。
まず、聞いてみた感じでは「悪くない」といった感想。当然ですが、低価格ということも含んだ上での評価です。
意外とフラットな感じのする音で、ちょっとシャンシャンと高域が暴れる感じはあります。言い換えれば「フラット感はあるか全体的に薄っぺらな安っぽさを感じる音」といったところがピッタリきそうです。
ただ個人的には好みの音でした。深いことは考えずに気軽に聞くにはいいんじゃね?ですね。
マイク性能・通話品質
今のところ通話には使用していないので評価不能です。
ただ、音声アシスタントはきちんと応答していますのでマイクなど機能的には問題なさそうです。
充電時間
仕様では
- 充電ケースのみ:90分
- イヤホン本体のみ:90分
- 両方同時充電:110分
で満充電までできるとのことですが、使ってみた感じでもそんなところかなぁといった感じを受けました。きちんと測ったわけではありませんがね。
充電ケースの満充電でイヤホンに2〜3回充電できるようです。
再生時間
仕様では3時間とのこと。イヤホン側の電池容量が30mAhと小さいのでこのあたりが妥当なところでしょう。
充電ケースで充電しながらですと使用上記載は無いですが8〜10時間くらい使用可能でしょうか。
まとめ
まぁ、価格を考えるとそれなりの音は出してくれるし機能的にも過不足はないのですが、ファンクションキーが押しにくいのが欠点でしょうかね。タッチセンサー方式だと良いのですが、それはそれで御タッチによる誤操作はついてまわるし、どちらが良いとも言えませんわ。
繰り返しですが、価格を考えれば良くできていると感じる製品でした。
コメント