あおり運転騒動から普及が進んだドライブレコーダーですが、LED式の信号機と相性の悪いドライブレコーダーがあるようです。
点灯していたはずの信号機が消灯状態で写っていたとしたらいざという時に役立ちません。せっかくドライブレコーダーでうまく録画できているのに肝心の信号機の状態がうまく記録されていなかったとしたらドライブレコーダをを購入したのに価値がありません。
これでは事故やトラブルが起きた場合に証拠となるはずだった信号機の状態を確認できず大変な問題となってしまいます。
ドライブレコーダーでなぜ信号機が点滅した状態で記録されてしまうのか、その原因と対処法を考えてみました。
LED信号の点滅とドライブレコーダー
LED信号機の特徴
LED信号機は点灯時にズ〜ッと点灯しっぱなしではなく地域の交流電源に合わせて人の目にはに感じられない位の速度で点滅しているのだそうです。
ドライブレコーダーはテレビと同じように電気紙芝居ですから、1秒に60枚の画像を撮影しパラパラ漫画のように連続して表示させることで動画としてみることができます。
ここで、両者のタイミングが悪いと「点灯していたはずの信号機がなぜか消灯した状態で録画されてしまっていた」という不都合な状況が起こってしまうのです。
ドライブレコーダーの撮影とLED信号機の点滅のタイミングが一致すると「信号が消えている」もしくは「信号が点滅している」状態の動画が撮影されてしまいます。
交通事故の場合の証拠にならない可能性も
交通事故の当事者となった場合に、どちらが悪いのかわからない、過失割合はどうなるんだ?ともめたりした時
「俺の車にはドライブレコーダーがついているから映像を証拠としてもらおう」などといって確認してみると、
「交差点の信号は写っているのに消灯していて判読できない」といったことにもなりかねません。
証拠能力がなくなってしまいます。
点滅して写っていた場合は信号の色が判別できればまだマシですが、それでも証拠能力という点では疑問符がついてしまうかもしれません。
「こういった時のためにドライブレコーダーをつけたのに…」と後悔しても後の祭りですね。
ドライブレコーダーでLED信号が点滅して見える原因
公道上でよく見かける信号機には大きく分けて2種類あります。電球式とLED式です。
ドライブレコーダーで撮影した場合に信号機が点滅して見えるのはLED式に限られます。古くから使われている電球式では点滅することもなく正常に記録されこのような現象はは起きません。
LED式の信号機では点滅状態以外にも消灯しっぱなしや点灯しっぱなしという現象も起こりえます。
LED信号機の点滅とドライブレコーダーの撮影周期とが同期してしまった場合です。
ドライブレコーダーは一般的にはフレームレート30hzの場合1分間に30コマを撮影するためLED信号機の点滅がこのフレームレートと同期してしまった場合に、点滅しっぱなしもしくは消灯しっぱなしといった現象が起きてしまいます。
LED信号対応ドライブレコーダー
こういった信号機が消灯しっぱなし、または点灯しっぱなしといった現象を避ける為には、
ドライブレコーダーの撮影時のフレームレートが標準の30fpsではない製品を使うと回避することができます。
例えばフレームレートが27.5fpsや29fpsのドライブレコーダーがありますので、これらなら
信号の点滅回数と同期することはありませんので、信号機が消灯だったり点滅だったりを避けることができます。
最近はかなりの割合でLED信号機が普及してきているので、ドライブレコーダーを購入する場合にはこういった
LED信号機対策済みのドライブレコーダーを選ぶことをオススメします。
対策済みドライブレコーダー
全て日本製のドライブレコーダー。国産の為価格は高めですが性能・信頼性は十分でしょう。
どの製品もフレームレートが30hz以外としてありますので、LED信号機に対応しています。
2019年発売モデル 運転中も気にならないコンパクトな製品。画質は200万画素ですが実用十分。
LED式信号機対応
ドライブレコーダーは迷わずコムテック。
国内最大手のメーカー製で、商品品質もアフターサポートも安心。
LED式信号機対応
ユピテルのドライブレコーダーは品質と性能が認められ、多くの警察、消防、役所などの官公署の公用車、民間の業務用車等に採用されております。
本製品は日本国内で設計開発・国内で丁寧に作られた日本製です。
東西LED式信号機対応
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LED式信号機対応
他にも色々なLED信号機に対応したドライブレコーダーがありますので価格と機能で選択すればベストでしょう。
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