UMIDIGI a9PROをデュアルSIMで動作させてみたのでレビューします。
デュアルSIMのメリット・デメリットから使い分けまで実機を操作しながら解説してみます。
楽天モバイルUN-LIMITのSIMとIIJmioのSIMの2枚差しでうまく動作してくれるのでしょうか?
結論:トラブルもなく非常に調子よく動作中
使用したSIMは
- 楽天モバイル UN-LIMIT SIM
- IIJmio SIM
の2枚、ともに音声SIMです。
設定後は音声通話・SMS・データ通信すべて正常に動いているようです。
ただし入念にすべてを試したわけではないので思わぬ弊害が出てくるかもしれませんし、よくわからないところもあります。知識不足が原因なのですが…。
デュアルSIMの設定手順
SIMをSIMトレイにセットする
調べてみたところによると、楽天SIMはSIM1に取り付けないとうまく動作しないらしいので、
- SIM1に楽天SIM
- SIM2にIIJmio SIM
を取り付けています。
UMIDIGI a9 PROのSIMカードスロットは、2枚のSIM+1枚のmicroSDがサポートされ、3スロット構成と夏低ます。SIM2枚を使用する場合もマイクロSDカードはは単独使用可能となっています。
UMIDIGI a9 PROにIIJmioのAPN設定を行う
楽天SIMは設定済みなので、IIJmioのSIMのみの設定となります。
IIJmioのAPN設定はIIJmioのホームページに記載がありますのでそちらを参考にして下さい。
UMIDIGI a9 PROのスマホの設定を開く
「ネットワークとインターネット」を開く
「モバイルネットワーク」を開く
一番下のSIMを選択する
IIJmioのSIMはDOCOMO回線を使っているからなのか「JP DOCOMO」と表示されるので、そちらをタップ。
すると一番上の「RAKUTEN」が「JP DOCOMO」に変わります。(SIMを選んだことになりますね)
※IIJmioはau回線も選べるので、その場合はここでの表示もauホニャララになるのでしょう。
詳細設定にある「アクセスポイント名」を開く
右上の「+」を押して【IIJmioのAPN】を入力して保存
IIJmioのAPN設定内容
APN | iijmio.jp |
ユーザ名
|
mio@iij |
パスワード
|
iij |
認証タイプ
|
PAPまたはCHAP |
この4カ所を設定すればOKです。最後の認証タイプはPAPと設定しておきました。
楽天SIMより設定項目は少ないのでラクですね。
この設定でも接続できない場合は、追加で以下の設定を試してみて下さい。
タイプDの場合
– MVNOの種類:SPN
– MVNO値:NTT DOCOMO
タイプAの場合
– MVNOの種類:SPN
– MVNO値:KDDI
※MVNO値は「SPN」を選択することで自動的に入力される場合があります。
※端末によっては該当設定が存在しない場合があります。その場合、詳細は端末メーカーにお問い合わせください。参考:IIJmio
設定後の画面表示
設定が終われば楽天SIMとIIJmioのSIMのデュアルSIM環境が出来上がりです。
左が楽天、右がIIJmioです。
双方とも4G表示が出ていますが、UMIDIGI a9PROがデュアル4G対応である証拠ですね。
あと、IIJmioなどDOCOMO回線のSIMは特別な設定をしなくてもVoLTEに対応します。
SIMのアイコンに色をつける
この機能はこの機種(UMIDIGI a9 PRO)固有の機能なのかAndroidの機能なのかはっきりしませんが、SIM1・SIM2の区別がつけやすいようにSIMアイコンに色をつけることができます。
設定→ネットワークとインターネット→選択して下さいをタップ
「選択して下さい」とは何のことか意味不明ですが、「SIMを選択して下さい」のことのようです。でも、ここをタップすることでSIMを選択できるわけではありません。紛らわしいですね。
SIMカード画面に表示されているSIMのどちらかをタップ
例としてSIM1をタップした場合下のようなウインドウが開きますのでカラーをタップ
色選択のウインドウが出ますので、6色のうち好きな色をタップ、SIM2も同じように色選択できます。
これでSIM1・SIM2のアイコンに好きな色をつけ区別しやすいように差別化することができます。
SMSでの電話の選択
ショートメッセージ(Short Message Service)を送信する際の電話の選択は、下の画面の中のSIMアイコンを選ぶことで行えます。
SMSのアプリをタップ
次の画面の一番下、メッセージの右横にあるSIMアイコンをタップすると、その上にSIMの選択画面が出ます。
SMSを経由したい電話番号のSIMをタップすると、楽天モバイル経由でSMSを送るか、IIJmio経由でSMSを送るかを選択できます。
ただ、この手順ですと楽天モバイル経由でのSMS送信では楽天LINKを通していないので通話料がかかってくると思うのですがどうなんですかね。
そもそもデュアルSIMって何?
2つの携帯電話回線を1台のスマホで同時に扱う機能を「デュアルSIM」と呼んでいます。
異なる携帯電話会社のSIMを1台のスマホで同時に使用できるので、片方は通話に、もう片方はデータ通信にといった使い分けで、それぞれに特化した料金プランを利用することで幅広いサービスを選択することができるようになります。
デュアルSIMのメリット
まず、通常では2枚のSIMを使うには1台のスマートフォンが必要になります。しかしデュアルSIMに対応したスマートフォンなら、2枚のSIMを装着し、1台のスマートフォンで異なった電話番号やテータ通信を組み合わせることができるようになります。
いままでスマートフォンを2台持ち歩かなければならなかったところをディアルSIM対応のスマートフォン1台でSIM2枚を同時に使用できることにはどんなメリットがあるのかというと
- デュアルSIMで通話特化型のプランとデータ特化型プランを組み合わせることができる
- 個人用と仕事用で分けることができる
-
スマホ1台で、海外渡航先で入手したSIMカード、既存のSIMカードが併用して使える
などが考えられます。
デュアルSIMのデメリット
1台のスマートフォンで2枚のSIMを使うことのできるデュアルSIMですが、メリットばかりではありません。
どのようなデメリットがあるかというと
- SDカードのスロットが利用できなくなり、データの保存容量が少なくなる
※SIM2とマイクロSDカードが排他仕様になっている場合 - バッテリーの消費が早くなるかもしれない
主な原因はAndroidスマホに搭載されている「セルスタンバイ」に起因します。スマホを使っていない場合でも電波を探して活発に活動している状態になるためにバッテリー消費が増えてしまいます。 - スマホと回線の組み合わせによっては利用できない
- きちんと理解していないと頭が混乱してくる(^^ゞ
などが考えられます。
まとめ
デュアルSIMは1台で仕事用・プライベート用など2つの電話番号を使い分けたり、2つの料金プランを契約できたりなど様々な用途に応じて使い分けができる便利な機能です。
とはいうものの、なんだか頭が混乱してくるんですが、うまく使い分けができるのかと言うのが正直な感想ですね。(^^ゞ
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