Hackintosh本体のグラフィックカードにRX580_4GBを使用していましたが、このカードは元々リファービッシュコンピューターGateWay君についていたものなので、原状回復してやろうと新たにグラフィックカードRX5500XTを購入しました。
MacOS catalihnaで夢を見ているhackintoshのグラフィックスカード、RX5500XTに差し替えるだけでまともに動くのでしょうか。
SAPPHIRE RX5500XT
hackintoshに使用する為に新たに購入したのは
「SAPPHIRE RADEON RX5500XT」ビデオメモリー4Gbyte
hackintoshといってもMacOSですからRADEON系から選ぶしかないのですが、その中でも新しいシリーズの廉価版RX5500XTを購入してみたわけです。差し替えで動くかどうか興味あったしね。
また、このRX5500XTにはビデオメモリー8Mbyteと4Mbyteの2種あるのですが、特にゲームをするわけけではないので4Mbyteの方を選びました。
AMD RADEON系のグラフィックスカードでもMacOS側で対応していないので動かないものがあるようですので、もし購入する場合は型番をよく調べた方がよいと思います。
MacOS catalihnaに対応したグラフィックスカード
- AMD Radeon RX 5700, RX 5700 XT, RX 5700 XT 50th Anniversary
- AMD Radeon RX 5600, RX 5600 XT
- AMD Radeon RX 5500, RX 5500 XT
- Radeon VII
- Vega 56
- Vega 64
- Vega 64 Liquid
- Vega Frontier Edition
- Radeon Pro WX 9100
- Radeon Pro WX 7100
- RX 460/560/X
- RX 470/570/X
- RX 470D
- RX 480/580/X
- RX 590
- WX 2100
- WX 3100
- WX 4100
- WX 5100
上記以外でも動作する場合もあるそうですが、確実性がなく
「やってみなければわからないけど動いたらラッキー!」
みたいな感じのようです。
XFX・ASROCK製は要注意かも
RD400・500シリーズ(Polaris)のXFX・ASROCK製グラフィックスカードはビデオBIOSとMacOSとの相性に問題があるようで、動いたというケースもあるようですがダメなケースもあるようです。動作不確実な場合もある製品をあえて選ぶ必要もないでしょう。
「SAPPHIRE RADEON RX5500XT」4Gbyteの仕様
GPU | Radeon™ RX 5500 Graphics 第二世代7nm GPU RDNAアーキテクチャー |
GPUエンジンクロック | ブーストクロック 最大1845 MHz ゲームクロック 最大1737 MHZ |
ストリームプレッセサ | 1408 |
メモリサイズ/バス | 4GB/128ビットGDDR6 |
メモリクロック | 14 Gbps 実効値 |
ディスプレイ | 最大4ディスプレイ |
解像度 | HDMI™: 4096×2160@60Hz DisplayPort1.4: 5120×2880@60Hz |
インターフェイス | PCI-Express 4.0 |
出力 | 1x HDMI 3x DisplayPort |
フォームファクター | 2スロット占有, ATX サイズ: 233 x 121.8 x 39.6(mm) |
消費電力 | 135W |
OS | Windows® 10, Windows® 7, Linux x86, Ubuntu x86 |
システム要件(動作環境) | 推奨 500 W PSU (最小 450 W PSU) 1 x 8-pinパワーコネクター PCI Express®を搭載したPCが必要です(マザーボード上のX16レーン・グラフィックス・スロットに使用可能な空きが1つあること)。 最低4GBのシステムメモリ。8GBを推奨。 |
仕様の通り、Windows・Linux用のグラフィックスカードです。
MacOS catalihnaで動くのでしょうか。動くはずなんですけどね。
hackintosh本体への取り付け
RX5500XTを本体に取り付けます。
RX580XTを取りはずす
現状、RX580がついているので、まずこれをはずします。
- 青い補助電源のコネクターをはずします。
- 左側のネジ2本をはずして、赤枠の中のストッパーを押し下げながら、グラフィックスカードを持ち上げてはずします。
- あまり力尽くでやると壊しますので様子を見ながらゆっくり持ち上げます。
RX5500XTを取り付ける
はずした時の逆の手順でRX5500XTを取り付けます。
- PCI-Eコネクタの位置を確認しながら、グラフィックスカードをコネクタに差し込みます。
- 取り付ける時はストッパーは気にしなくてもよいです。勝手にはまってくれます。
- 左側のネジ2本を取り付けてRX5500XTを固定します。
- 青い補助電源コネクタを向きを間違えないように差し込みます。
このあたりはPC自作の経験がある方なら楽勝でしょう。
動作確認
はずして取り付けるだけなので15分もかかりません。
間違いがないか確認(補助電源コネクタの付け忘れなどよくやりますので)してから周辺機器を接続して電源を入れます。
ドキドキ、うまく写るでしょうか???
キター〜〜!!\(^O^)/ うまく動いているようです。
このマックについてで確認しましたが、きちんとRX5500XTとして認識しているようです。
めでたしめでたし!!
一通り動作確認してみましたが、
hackintoshの動作で良く言われる定番の不具合
- スリープの動作が不安定
- シャットダウンが終わらない
- 再起動がうまくいかない
といったこともなく今のところ快調です。
発熱も少なく快適
発熱はRX580XTと比べると段違いに少ないです。
RX580は何もしていなくても温風がでていましたが、RX5500は通常冷却ファンが停止したままになります。
発熱が少ないのでこれで良いのでしょう。7nmの微細加工は伊達では無いようです。
ひとつだけ困ったことが…
書き忘れていましたが、ひとつだけ不具合がでました
HDMI経由で音が出ない!!!
RX580の時は正常に音が出ていたのですが、RX5500XTにしてからHDMI経由で音声出力がでなくなりました。
OSはHDMI出力を認識してはいるのですが、モニタ内蔵のスピーカーから音は出てきません。
今のところ原因はわかりませんが、USBスピーカーを使うことで実用上支障はありませんのでとりあえず良しとします。
くやしいけど…。
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