自分でドライブレコーダーを取り付けると聞くと非常に難しいことをやるように聞こえますが、そんな不安を裏切るほどカンタンにできてしまいます。
前部にドライブレコーダー本体を取り付け電源を配線するだけならDIY感覚で30分もかからない位カンタンな作業です。
今回は日産デイズを例に先日購入したドライブレコーダーの本体とリアカメラを取り付けてみましたが、うまくいけば1時間もかからずに仕上がるでしょう。
この簡単な作業をすることであおり運転などの証拠を残すことが出来るようになります。頼もしい意存在かもしれません。
ドライブレコーダー本体を取り付ける
自分で車内配線を行うことにしているので、とりあえず配線が隠せれば良いということで気楽にやってみることにします。
取り付けに使用した工具などは…、ないです。な〜ンにも必要ありません。
欲を言えば、配線材として結束バンドや配線留めなどがあった方が綺麗にできるかもです。
必要に応じて揃えて下さい。ダイソーなどの100円ショップでも各種販売しています。
さて、実際の取り付けです。
ドライブレコーダーの電源はシガーソケットから
ドライブレコーダーを動作させるための電源ですが、一番簡単で工作等も必要ないシガーソケットから取ることにします。
これだと差し込むだけですからね。日産デイズの場合は運転席の左側下部にあります。下の方についているので配線等しやすいです。ちなみに、たばこは吸わないので気にしてなかったけど最近はシガーライターってついてないんですね。
プロが行う作業ですと、ヒューズボックスから配線を分岐させて電源にするとか、シガーソケットを使うにしても、その裏側から配線を分岐させてとか色々あるようですが、コチラはシロウト、難しいことはできません。よって、ドライブレコーダー付属のパーツでおとなしくシガーソケットを使うのが一番です。めんどくさくないし…。
ドライブレコーダー本体の取り付けは吸盤で
ドライブレコーダーのパッケージには本体取り付け用の吸盤式ブラケットとテープ式ブラケットの2種が入っていますが、今回は吸盤式ブラケットを使用しました。
テープ式というのは強力な両面テープでフロントガラスににブラケットを固定する方式なのですが、これだと一度取り付けてしまうと位置を変更できないし、あまり両面テープとかをガラス面に貼りたくないので今回は却下としました。
こちらの方が強力なんですけどね。
それに、夏場などは社内が異常なほど熱くなるので使用時以外ははずしておきたいですしね。
【追記】
しばらく使用してみたのですが、吸盤取り付けでも車の振動などで外れてしまうなどのトラブルは皆無でした。
ドライブレコーダーの取り付け位置・法律上の制限
フロントガラスにドライブレコーダーなどを取り付ける場合、法令上の制限があることに留意しなければ成りません。
設置しても良いエリアは「窓ガラスの縦の全長の、上部20%以内」と、決められています。
※法令(道路運送車両の保安基準第29条(窓ガラス)、細目告示第195条)に基づく細則により定められており、継続検査(車検)に適合しないため。また視界不 良による事故を防止するため。
上記に違反していると車検が通らないのであとで困ってしまいます。
ちなみに、リアガラスにはそのような制限は無いです。
ドライブレコーダーの配線の隠し方
シガープラグからの配線やバックカメラからドライブレコーダー本体までの配線をどうするかですが、配線が隠れるようにするのですから、
車の内装の内側にケーブルを押し込むことになります。
難しそうだと思われるかもしれませんが、実際はとってもカンタンにできます。
車の内装、実はベコベコ
自動車の車内って綺麗に作られていいるように見えますけど結構ベコベコで、内装を指で押したりちょっとつまんで引っ張ったりすると配線コードを通すくらいのすき間はカンタンに確保できます。
このすき間にケーブルを押し込んでやればうまく隠すことができます。
写真の例は日産デイズですが、自動車の構造や製造方法等そんなに変わるわけではありませんので、超高級車は違うかもしれませんが、ほとんどの自動車で同じように意外なほどカンタンにすき間を確保できるはずです。
配線の引き回し
各ケーブルの引き回しですが、ドライブレコーダー本体とシガープラグ、ドライブレコーダー本体と後部カメラの2系統を設置することになります。配線経路は大体こんな感じになるでしょう。
車種によって内装の作りなど様々なので、ご使用の車にあわせて臨機応変に引き回していただければ支障なくできるでしょう。多分ケーブルが長いので余ると思いますが、すきまに余裕のある場所でまとめて隠すなどするとうまくいきます。
ドライブレコーダーの取り付けと配線(日産デイズの場合)
日産デイズにドライブレコーダーを取り付けた時の手順を記載します。
特に難しいところも無いので、こんな感じなんだと受け取っていただければうれしいです。
ドライブレコーダー本体の取り付け位置を決める
法令の決まりに従い取り付け位置に注意してフロントガラスにドライブレコーダー本体を取り付けます。
吸盤で取り付ける場合は後でやり直しがきくので良いのですが、両面テープでの固定の場合はまず仮止めして最適な位置なのかを確認して下さい。粘着力が強力なので気軽に剥がして再調整は難しいでしょう。
日産デイズの場合は、ルームミラーの後ろ側では物理的に干渉してしまうので、写真のように左側につけるしかありませんでした。
シガープラグから電源の配線する
コンソールボックスの下部あたりでで余ったケーブルをまとめて隠したかったので本体側から配線していきます。
コンソールボックスのところまで配線したら、先にシガープラグをソケットに取り付け、
ケーブルがどのくらい余るか見当をつけます。
余ったケーブルを適当に束ねて発煙筒(画像左下の赤い筒)の裏側に押し込んでしまいます。
他の配線もあるので、結束バンドがあれば一緒に束ねると更に安定します。
ここからシガーソケットまではフロアシートの下を通してしまえば簡単だしうまく隠れてしまいます。
これで本体側の設置は終了です。30分もかからなかったですよ。
これでエンジンキーをオンにすればシガープラグより電源が供給され、ドライブレコーダーがピロロ〜ンといった感じの音とともに動作を始めます。
リアカメラの取り付けと配線
リアカメラの取り付けも簡単に終わりました…となれば良かったのですが、付属の取り付け金具ではどうやってもうまくつけられず、最終的には取り付け金具を自作する羽目になりました。
リアガラスにカメラを取り付ける
リアカメラ本体は皆さんご存じのサイコロキャラメルくらいの大きさで軽いので、
両面テープでリアガラスに取り付ければすむんですがここで問題が。
付属の取り付け金具では逆立ちして考えても写真のように取り付けるのは無理でした。
仕方が無いので手近なアルミ板で金具を作ってしのぎました。(ダイソーで購入したもの)
他のドライブレコーダーはどうなっているんだろう??
でも、amazonのレビューを見てみると、
- 簡単に取り付けできました!
- 時間もかからずカンタンにできました!
- シロウトの私でもうまくつけられました!
なんてのが複数あるけど本当なのかなあ??本体の取り付けだけ???
何か特別な方法でもあるのかもしれませんが、私がドシロウトだから…かな??
車種にもよるのかもしれません。現状に合わせて考える必要があるかもです。
それはとにかく、写真のようにリアガラスに取り付けることができました。
強度的に不安があったのですが、走り回っても画面がゆれることも無く
それなりに綺麗な映像が撮れましたのでめでたしめでたしです。
※リアカメラの取り付けは車種による違いやドライブレコーダーの形状により方法が千差万別ですので
臨機応変に対応することが必要かもしれません。
ドライブレコーダー本体への配線
リアカメラは両面テープで固定してあるのでこちら側からケーブルを配線をしていきます。
配線の引き回しは写真のように、内装の重なり部分をうまく利用してケーブルを隠しながらフロントピラーまで持っていきます。
日産デイズの場合は、車が小さいせいか後部カメラからのケーブルが1メートルほど余ったのですが、フロントピラーの内装内側が空洞だったのでそこにすべて押し込んで隠すことができました。
フロントピラーに隠し終わったら、ドライブレコーダー本体まで配線を持っていきます。
ケーブルと本体との接続は長さに少し余裕を持たせましょう。
引っ張り気味してしまうと断線など不具合の原因になってしまいます。
以上、リアカメラでちょっとつまずきましたが、おおむねうまく取り付けすることができました。
ドライブレコーダーを自分で取り付けるのが難しい場合
機械物が苦手な人には少々重荷に感じるかもしれませんね。やはり餅は餅屋で、オートバックスやイエローハットなどのカーショップに取り付けを頼む場合もあるでしょう。
そのときに気になるのは作業工賃ですね。
ドライブレコーダーをカーショップで購入して取り付けてもらう場合と、通販などでドライブレコーダーを購入し持ち込みで取り付けてもらう場合とで工賃はかなり違うようです。
- 各カーショップでで購入した製品の取り付けに関しては3,000円〜5,000円くらいで取り付けてくれます。
- ネットショップなどで購入したものを持ち込んだ場合は、10,000円〜15,000円くらいが必要になります。
持ち込みの場合は車種や取り付けるドライブレコーダーにより変わってくるでしょうから、事前に問合せして大体の工賃を確認しておいた方が良いでしょう。持ち込み不可のところもあるようですので。
まあ、費用がかかる分経験豊富なプロが作業するので、出来上がりが素晴らしいのは保証付きでしょう。
AUTOSOCT(オートソクト) ドライブレコーダー映像サンプル
本体前面カメラの映像
解像度はフルハイビジョン(1920×1080)です。
jpeg圧縮しているのかブロックノイズが出ていますが、まあまともな映像が映っています。
これなら前車のナンバーも近づけば読み取れるでしょう。
それから映像全体が暗い感じもしますが、露出補正ができるので調整すればもっと明るくなるでしょう。
リアカメラの映像
リアカメラの解像度はグッと下がってVGA(640×480)です。
こちらもブロックノイズが出ています。さすがに解像度が低いので、
直後の車のナンバーでもかなり接近すればなんとか読み取れるといった感じです。
リアカメラの映像は鏡像になる
リアカメラの映像は通常左右が逆になった鏡像で録画されています。これは多くのドライブレコーダーでも同様の仕様になっています。運転しているドライバーがバックミラーで見ている景色をそのまま撮影することで、映像の正逆による混乱を防ぐためにそうなっているとのことです。
取り付ける価値のあるドライブレコーダー
車を運転することがある以上、いつ事故などのドラブルに巻き込まれるかわかりません。事故はとっさの出来事なので、記憶が曖昧で、被害・加害の程度や状況把握すら困難なこともままある事です。そんな時に肝心な場面が映像として残ってれば、これ程確かな事はありませんね。
ドライブレコーダーも数千円から数万円と価格に幅があるものの、その価値を考えれば手の届く価格帯になっています。
それなりの負担で一定の安心感が得られるとあれば導入しない手はありませんね。
最近では国産品でも360度記録できる機種とかがありますので、おサイフが許せば更なる安心感が得られるでしょう。
後で見直すのも面白い
ドライブレコーダーに記録された映像は、旅先などでの走行記録でもありますから後で見直してみると結構感慨深いものがあります。
記憶を呼び起こすデジャヴみたいな気分にも浸れますし、お〜ここ通ったな〜とか感動ものかもしれません。
LED信号に対応したドライブレコーダーがオススメ
最近はどこでも目にするようになったLED信号機とドライブレコーダーには相性があるみたいですよ。
LED信号機は人の目には感じられないほどの速さで点滅しているのでドライブレコーダーで撮影する動画とのタイミングが合わないと赤信号だったはずなのに消えていたなどといったことが起こりうるようです。
新規にドライブレコーダーを導入するのならLED信号機に対応した製品を導入するようにした方が良さそうです。
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