性懲りも無くワイヤレスイヤホンを購入しました。
「Yihai K1」というあまり聞いたことのないメーカーのワイヤレスイヤホンですが、手に入れやすい価格にもかかわらず音質も捨てたもんじゃないことに驚いた自腹購入&レビューです。
Yihai K1 ワイヤレスイヤホン
「Yihai」=イーハイと読むらしいメーカーがどんなブランドなのか調べてみると、中国深圳市の零細企業のブランドでした。
中国深圳市に本拠地を置く、コンピュータソフトウェア及びハードウェアの技術開発・技術コンサルティング、企業管理コンサルティング、広告業務、販売(電子製品・デジタル製品・スマホアクセサリー・日用雑貨・衣料品・靴・バッグ。化粧品・スポーツ用品・アウトドア用品等)、eコマース事業を営む零細企業のブランドでした。
創業が2019年と業歴が3年足らずの新しい会社ではありますが、ブランドホームページも存在せず、あまり力を入れてこのブランドの運営をしていないような印象を受けました。
参照:Amaviser.com
正直言って活動実態があまり提供されていない中国深圳の零細企業ということのようです。ですので、保証や修理などのサービス関係はあまり期待しない方が良いかもしれません。取扱説明書には保証書も付いているんですけどね。
購入したワイヤレスイヤホンはしっかりした物でしたのであまり心配することはないかもしれません。
Yihai K1 スペック
型番 | Yihai K1 |
Bluetoothのバージョン | Bluetooth5.2 |
片耳イヤホン重量 | 4.2g |
充電ケース重量 | 40g |
バッテリー容量 | 40mAh(片耳)・500mAh(充電ケース) |
充電時間 | 約1.5時間 |
再生時間 | 約6時間 |
通話時間 | 約6時間 |
入力電圧 | 5V |
待機時間 | 約200時間 |
Yihai K1 特徴
以下はYihaiからの製品紹介ですので参考までに記載しておきます。
Bluetooth5. 2&TrueWireless Mirroring
Qualcommの新世代チップ「QCC3040」を搭載し、環境に左右されない優れた接続安定性を実現するBluetooth5. 2は超省エネ、驚きの低遅延、安定転送の実力派で、TrueWireless Mirroringも対応し、従来のTWS Plusでは、Qualcomm Snapdragon搭載のスマートフォンの゛一部゛でのみ対応していました。今回のQualcomm TrueWireless Mirroringの場合では、ハードウェア側(プレーヤー側)に特別な処理が必要なくなったので、デバイス依存の問題が解消されました。あらゆるスマートフォン・タブレットに対応しています。
※これは最新のQualcomm「QCC3040」を採用したことにつきるでしょう。イヤホンの基本性能はどのICチップを採用するかでほぼ決まってしまいますからね。
ENCノイズキャンセリング&ハンズフリー通話
ENC(Environment Noise Cancellation)ノイズキャンセリング機能が搭載されています。このENCは脇を走行する自動車の走行音であったり、マイクに吹き付ける風の音であったりするのですが、そう言ったものを低減して通話相手とクリアな通話を提供します。片手でタッチセンサーをタップすると、受話/終話が操作でき、スマホ操作せずに通話ができるハンズフリーですが、音楽を聴いたり、Siriを起動させるなど通話以外に便利な機能を搭載しています。
※このENC(Environment Noise Cancellation)ノイズキャンセリング機能は今のところ効果があるのか無いのかハッキリしません。電話の通話品質を改善するCVC(クリアボイスキャプチャー)ノイズキャンセリングも搭載しているようですが、ENCは別のノイズキャンセリングなのかCVCを補完する機能なのか…どうなんでしょうかね?よくわかりませんが、ANCのように機能ボタンにENCオン・オフの切り替え機能があるわけでもないので一応付いてるってだけかもね。
それからANCは搭載されていませんが、Qualcommの新世代チップ「QCC3040」にはANCの機能も持っているようです。別途ANC用のデバイスを用意することなくANCに対応させることが出来るはずなのですが、コストの問題でもあって無視したのでしょうか。付けてくれれば良かったのですが…。本当にQCC3040搭載なのか疑惑もありますがね。
片耳/両耳モード&25時間連続再生
ケースを開けるだけで自動的にスマホとBluetooth接続され、イヤホンを耳から外してケースを入れて、蓋を閉じると接続が解除されます。両耳とも片耳とも使えます。片耳のみ塞ぐので、周囲の音が聞き取ることができて安心です。充電ケースにバッテリー残量表示ランプが付き、高速充電のタイプCであり、一回充電すると約6時間連続再生できます。ケースと併用最大25時間連続再生できます。頻繁に充電の必要がありません。
※両耳/片耳自動判別は便利ですよ。充電ケースから片方だけ取り出すと片耳モードになってくれるので手間なしです。音楽も聴きたいけど電話も取らなきゃいけない…なんて時には片耳モードが大活躍ですね!!。
低遅延&高音質
CVC8.0ノイズキャンセリング機能搭載により、通話中の雑音や周囲のノイズノイズを93%カットし、騒がしい環境でも相手の声も聞き取りやすく快適な通話を実現します。 トレーニング、ドライブ、ウォーキング、デスクワーク、作業中、通勤、通学、DVD鑑賞、電話会議など、様々なシーンで使用可能。70msまで遅延を抑えるゲームモードを搭載し、ゲームの世界に浸ります。高音質なaptXとAACに対応ので、より原音に忠実なサウンドを楽しめます。
小型/軽量&IPX7防水
ホワイトとシルバーのスタイリッシュなデザインで、40gの軽やかな充電ケースで、片耳イヤホンも僅か4.2g、ポケットに入れるのも便利です。一時的に一定水圧の条件に水没しても内部に浸水することがないのIPX7防水仕様で、夏場のランニングなど大量に汗をかき、不意に雨に降られるという状況下も心配がありません。
※入浴中でも使えるけど、そこまで使いまくる人っているのか疑問です。(^_^;)
外観と付属品
このK1ですが、ケースもイヤホンも白です。白しかないみたいですね。外箱も白いです。

K1の外箱:左がオモテ、右がウラ

K1の箱を開けたところ

Yihai K1
ケースはやや光沢感のある白色にシルバーの帯がアクセントとして入っています。
大きさは横65ミリ×縦50ミリ×厚さ25ミリでワイヤレスイヤホンの充電ケースとしてはちょっと大きめかなといったところです。下の画像のようにダイソーと比べるとかなり大きいですが、持ち歩くのに難儀すると言うことはありませんのでご安心下さい。

左がYihai K1、右がダイソー ワイヤレスイヤホン
下の画像はケースのフタを開けたところ。イヤホンの形状を見てもわかるとおり左右決まった位置でなければ収納できないタイプです。
ケースの蓋はよくある磁石で保持されるタイプ。イヤホンが丸っこいせいか出し入れには少々コツが必要でした。

Yihai K1のフタを開けた様子
イヤホン本体も真っ白で清潔感はあるのですが長期使用で汚れが目立つかもしれません。
作りはややマット感のあるプラスチックで高級感はあまり感じられませんし軽いです。
このイヤホンはIPX7防水に対応しています。
IPX7は、真水の入ったタンクに浸す。製品の外郭上端から水面までの距離は0.15m。下端から水面までの距離は1m。30分間浸す。この条件に耐える防水機能。
ですので、イヤホンで音楽を聴きながらお風呂に入るなどしても浸水して壊れるなどということはないのでしょう。やめた方がいいと思うけど。
あとイヤホンの動作時間ですが、カタログによると満充電から音楽視聴で6時間程度となっています。これだけ動作時間があれば困ることはまず無いでしょう。

ワイヤレスイヤホン本体、高級感はあまり感じられません。
付属品は下の画像のように
- イヤーピース(S・M・L)※Mはイヤホン本体に取り付け済み
- USB-Cケーブル
- 取扱説明書(日本語)
- 布製収納袋
が付属しています。

K1の付属品
イヤーピースは楕円形で専用品ですが耳に取り付けてみても違和感は感じませんでした。
普通の丸い形状のイヤーピースでも支障なく取り付けはできます。

右は付属の楕円形イヤーピース、左は普通の円形イヤーピースを取り付けてみたところ、違和感なし
ワイヤレスイヤホンの機能
Yihai K1の各種機能を紹介します。
バッテリー持ち
バッテリー持ちは意外と良くて
- イヤホン単体で約6時間(フル充電まで約1.5時間)
- ケース込みで最大25時間(フル充電まで約1.5時間)
となっています。(カタログ値)
ケース共に1度フル充電すれば1日は十分に持つだけの動作時間を確保しています。
操作性
操作はイヤホンのタッチセンサーで行います。タッチ感度も良く使いやすいと感じました。
ただ、やはりうっかり触って誤操作というのは避けられませんね。

赤丸部分がタッチセンサー
基本的な操作のほとんどはイヤホン側から可能です。
音量調整が1タップでできるのはかなり使いやすかったですね。
主な操作 | ||
左側(L) | 右側(R) | |
1回タップ | 音量減・受話 | 音量増・受話 |
2回タップ | 再生/一時停止・終話 | 再生/一時停止・終話 |
3回タップ | Siriの起動/解除 | ゲームモード/普通モード |
長押し | 曲戻り・着信拒否 | 曲送り・着品拒否 |
装着感
イヤホン自体はカタログ値で片側4.2gと軽いためか耳への装着時も圧迫感はほとんど感じませんでした。
イヤホンを装着して早足で歩き回っても「落ちてしまうかも」といった不安感は感じません。実際に落ちたことも今のところありません。
コーデックと音質
コーデックですが、Qualcommの新世代チップ「QCC3040」を搭載したことによりSBC・AACのほかAndroidスマートホンではうれしいaptXにも対応しています。

QCC3040搭載:Amazonの販売ページより
音質ですが、低音が強めでちょっとボンボン弾むようなイメージ、高域はフラットな感じで、総じて角の取れた丸みのある音といったところでしょうか。
カチッとした音質のPOWERADD TWS-S12とは対照的な音質のようでした。
Yihai K1の方が長時間聞いていても疲れないのではないかと思わせる音でした。
接続性
Bluetoothのバージョンが最新の5.2ということが幸いしているのか、接続性の問題はいまのところありません。
ケースから出すと瞬時にペアリングした端末と接続されます。
家の中ではスマホを置いたまま隣の部屋に移動してもちょっと離れたトイレの中でもほぼ途切れることもなく動作してくれました。

Bluetoothバージョン5.2搭載:Amazonの販売ページより
音声遅延
いつものようにMi11 Lite 5GでAmazon Prime Videoの動画視聴で確認してみました。
このK1には超低遅延のゲームモードを搭載しています。ゲーム音声の遅延を70msまで抑えることができるためゲームに没頭できるのだとか。
試してみたところ、口の動きと声とのずれはほぼ感じられませんでした。これは普通モード・ゲームモード奏法に言えることです。
シビアなシューティングゲームなどを行うのであれば両モードで差が感じられるのかもしれませんが、日常の動画視聴等では支障になるとは思えません。
映画やアニメ視聴でもノンストレスで楽しむことができる性能を有していると言えますね。

超低遅延のゲームモード搭載:Amazonの販売ページより
まとめ:Yihai K1 レビュー
Yihai K1はこんな人にオススメです。
- 低予算でそれなりの音質の物を探している
- お風呂で使えるイヤホンが欲しい
- 初めてのワイヤレスイヤホンとして
このYihai K1、定価ですと4,980円ですが実売3、000円程度で購入できるので、低予算でそれなりの品質の製品を探している方などには候補に入れても良いのではと思います。
ANC機能こそついていませんが普段使いにはちょうど良い製品でしょう。
コメント