今回は、巷で大人気のダイソー「ミラーデジタル時計」を購入したのでレビューします。
おしゃれなインテリア店などに置いてあるような「こじゃれたミラーデジタル時計」を当然のように販売してしまうダイソー、さすがです。
このミラーデジタル時計、あまりの人気に店頭での品薄状態が続いているようです。
ピーマンもダイソーを3店舗まわってやっと見つけました。
ダイソー ミラーデジタル時計は多機能なのに550円(税込)
このミラーデジタル時計、多機能でありながら価格はなんと550円(税込)。
インスタで人気に火が付きいつもの品薄状態に。
この製品を知ったのは2ヶ月くらい前ですが、それから探し続けてようやくゲットすることが出来ました。
このミラーデジタル時計、デザインの異なる「長方形」と「正方形」が2種類あって購入したのは長方形の物。
製造は安心と信頼のMADE IN CHINA
ダイソー ミラーデジタル時計の外観
製品前面
保護フィルムをとっていないのでテカリがありませんが、フィルムを剥がすとキラキラして名前の通りミラーです。
製品上面
各種の設定スイッチが配置されています。MODEを押すことで表示が切り替わります。
製品裏面
中央の四角いフタを開けると電池ボックスがあります。右下がDCジャック、5V入力です。
電池は単4乾電池が3本入ります。
仕様
- 商品名:ミラーデジタル時計(長方形)
- 価格:¥550(税込)
- サイズ:約14×3.5×5.5cm
- 販売ショップ:ダイソー
- 時間精度:平均月差±60秒
- 温度誤差:±2℃
- 使用温度範囲:0~50℃
機能
定価550円(税込)でも機能は充実しています。とても100円ショップの家電とは思えない充実した機能です。
時計は24時間表記と12時間表記を選択可能。スヌーズ間隔は1分~60分まで調整でき、省電モードでは「この時間帯は暗くしたい」という時間を設定しておけば、設定した時間帯で表示を暗くできます。
- 時計(24・12時間の切り替え可)
- アラーム/アラームスヌーズ
- カレンダー機能
- 温度計
- 明るさ切り替え
- 省電力モード
時刻表示:12時間表示と24時間表示を切り替えられます。
カレンダー表示
気温表示:摂氏で表示されます。
省電力モード表示:ON/OFFで表示されます。
明るさ切り替え:時計表示の明るさを2段階で切り替えられます。
画像上が暗めの表示、下が明るい表示。輝度ムラがひどそうに見えますが実際はそれほどでもありません。
保護フィルムを剥がしたので撮影時の背景が丸見えです。ミラーですからね。
付属品
さすがにこの時計が使用されるであろうシーンを考えたのか、充電ケーブルには1.5メートルとかなり長いものを付属させています。
- ミラーデジタル時計本体
- 電源ケーブル(1.5m)
- 取扱説明書:当たり前だけど日本語表示で見やすい
使い方・設定方法
本体上面にある5つのスイッチで設定していきます。
24時間表示・12時間表示設定
MODEボタンを長押しすると24時間表示・12時間表示の設定ができるようになります。
UPボタンもしくはDOWNボタンを1回押すごとに24時間表示と12時間表示の設定が切り替わります。
時刻設定
時間表示の設定が済んだらMODEボタンを1回押すと時刻設定が出来るようになります。
まず時間が点滅するので今の時間を設定しもう一度MODEボタンを押すと分表示が点滅するので今の分を設定します。
設定が済んだら更にMODEボタンを押すと時刻表示に戻ります。
カレンダー設定
MODEボタンを1回押してカレンダー表示にします。
さらにMOE長押しするとカレンダーの設定が出来ますので、月日を設定します。
設定が終わったらMODEボタンを押すと時刻表示に戻ります。
表示の明るさ切り替え
時刻表示・カレンダー表示・気温表示の動作をしている時、UPボタンを押すごとに表示の明・暗を切り替えることができます。
気になる点
乾電池のみでは長期動作不可能
時計の時間表示にLEDを使用しているからなのか、消費電力が大きく電池では連続使用が難しいです。
乾電池のみでも動作はしますが、電力消費を抑えるため表示が自動的に消えたり省電力モードが使えないといった不都合があります。時計ですから常時表示していないと不便ですよね。
USB電源のみの場合
USB電源のみで動作させた場合、電源をオフにしたとたん今までの設定内容がリセットされてしまいます。乾電池を設定内容のバックアップ電源として使用しているためです。これではうかつに電源オフに出来ません。
USB接続+乾電池の場合
どうもこのUSB電源と乾電池を併用するのが前提になっているようで、電源オフでも設定は保持され時計表示も常時点灯するなど完全な動作が実現できます。
人気が出るのもうなずける製品
低価格で高機能なのももちろん人気の要素の一つなのでしょう。
それ以上に「シンプルでオシャレ」だとか「かわいい」とか「価格に見合わぬで気の良さ」などなど見栄えがとても良いことが大人気の決定的理由じゃないかな。
ツイッターでも
流行りに乗り遅れ気味ですが…100円ショップダイソーの人気アイテム『ミラーデジタル時計500円(税別)』を紹介しました。
【話題】ダイソー人気商品!!ミラーデジタル時計がカッコ良過ぎ 検証&レビュー【ガジェット】 https://t.co/ddZ7xRTLlv— kojikoji (@kojikojiBC) February 15, 2022
ダイソーのミラーデジタル時計がかわいい(モニター台もダイソー) pic.twitter.com/M4vJ0a6G80
— ちまき (@sky2020chimaki) February 12, 2022
ダイソーのミラーデジタル時計気になりすぎて買ってしまった pic.twitter.com/khrxgMU3Fm
— えすてぃーご (@STsubway5000) February 14, 2022
このダイソー ミラーデジタル時計が大人気ですわ。
現在は情報の伝搬が早いので人気が人気を呼ぶ状態になりやすく品薄になるのもわかるような気がします。
実物を見ても「これが550円(税込)か?!」と素直に感心してしまいますから。
ミラーデジタル時計を分解してみました
ここで興味がわいてきたのは「中はどうなっているんだろう???」です。
ピーマンは元々電気系なので、これはもう分解して確認するしかありません。
予想としては時計の心臓部の集積回路1個と周辺部品で出来ているとは思うのですが、実際はどうなのでしょう?
分解するぞ
といっても、ちょっと見ただけではどこから分解して良いのやらさっぱり手がかりがありません。ネジを1本も使っていないのでとっかかりがわからないんですね。
働かない頭脳で考えに考えたあげく、おそらく前面のミラーを取り外すんだろうなという結論に。
前面ミラーを剥がす
このミラーは両面テープで貼り付けてあるだけなのですが、何しろ強力に接着されているので力任せに剥がすしかありませんでした。
結果、うまくいきました。
下の画像はミラーを剥がした状態です。ミラー側の塗料が少し残ってしまいました。
消費電力の大きさから「液晶ではないよな」と思っていた通り発光ダイオード(LED)ですね。
プラスティックで7セグメントの形を作りセグメントごとに1個発光ダイオードを配置してあります。
奥の方に見える小さな四角が発光ダイオードです。
この状態で発光させてみるとこんな感じです。きちんと数字に見えるでしょ。
爪を4カ所はずす
前面4箇所にプラスティックの爪が見えますのではずしていきます。こうすることで下の画像のように後部の筐体と前面とが分離できます。
中身はこれだけですね。非常に合理的に設計してあるように見えます。
550円(税込)で利益が出るように考えてるんでしょうねぇ。
ちなみに、左上にある黒い小さな丸から足が2本出ているやつが温度センサー、その下の金属の筒から2本の足が出ているやつが基準発信用のクリスタル(水晶)、左下の黒い筒状の物がスピーカー、その隣の四角いやつがDCジャックです。
基板をはずす
基板を固定している2本のネジをはずすと、基板が外れます。裏側は画像のような感じ。
右上にあるゲジゲジパーツが時計の機能を司る集積回路です。これ一つですべての機能を実現しているようです。
型番は「IT9331B」とありましたが、検索しても該当品は見当たらなかったので素性はわかりません。おそらく中国製の集積回路なのではと推測しています。
あと、見にくいですが所々にある四角の黄色い点が発光ダイオード、上にある5つの白い四角が設定用のスイッチで、その他はほとんどが抵抗みたい。トランジスタもあるかな。
さすがなのは電線がないですね。よくある基板と電池ボックスをつなぐことすら省略してます。
この基板1枚ですべてのパーツが揃ってしまうと言う超合理的は設計です。
組み立ては3ステップ?
この基板と白いプラスチックの筐体、ミラーパネルが揃っていれば
- 基板を前面の筐体にネジ止め(2本)
- 後ろ側の筐体と合体
- 前面ミラーパネルを貼り付け
細かいところを省略すれば組み立てはこの3ステップで出来上がりなんですね。すごい!
基板で動作チェックして合格なら組み立て後の動作確認はいらないでしょ、やってはいるだろうけど。
これだけの製品を550円で販売してなおかつ利益を出す…、すごいねダイソー。
ちなみに個人でパーツを揃えると、30個ほど使われている発光ダイオードが1個40円位しそうなので、それだけで1,200円!になってしまいます。まぁ550円は到底無理ですね。パーツだけで2,000円くらいはかかりそう。
筐体は3Dプリンタがあれば作れそうですが、やはり費用はかかりますからね。550円ではとっても無理筋だわ。
まとめ ダイソーすげえな!
1,100円のワイヤレスイヤホンもそうですが、ダイソーはコストパフォーマンスの良い製品を企画するのがうまいですよね。
その上に、このミラーデジタル時計もそうですが見栄えがとても良い製品が多いので人気が出るのも当然でしょうか。
おしゃれな目覚まし時計を探しているそこのあなた、ダイソーに行くべきですよ!
品切れかもしれないけど…。
以上、戯れ言でした。
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