ダイソーと言えば豊富な品揃えとコストパフォーマンスの良さで人気の百円ショップですが、そのダイソーでは高額な商品である完全ワイヤレスイヤホン(1,100円(税込))の新型が発売されました。
ワイヤレスイヤホンというと、価格的には最低でも3,000円程度を考えないとまともな製品にはお目にかかれないのですが、このダイソーのワイヤレスイヤホンは衝撃の1,100円(税込)で買えてしまうというスグレモノ。
- ワイヤレスイヤホンは高額なので手を出しにくかった
- ワイヤレスイヤホンがどんなものか試してみたい
- とにかく安いワイヤレスイヤホンが欲しい
そういった方には一考に値するワイヤレスイヤホンがダイソーにあります。
とても1,000円とは思えないダイソー ワイヤレスイヤホン新型
100円商品が中心のダイソーですが、最近は100円にこだわらず200円、500円の商品も目に付くようになっています。その商品の中でも高額な1,000円(税抜)のワイヤレスイヤホンが下の画像の商品。
こちらは製品化初期の旧型ワイヤレスイヤホンではなく2代目の新型ワイヤレスイヤホンですね。イヤホン本体・充電ケース共に外形から違っています。
撮影が下手くそなので恐縮ですが、ちょっと見ではとても1,100円(税込)とは思えないようなワイヤレスイヤホンです。ちょっと詳しく見てみましょう。
ダイソー 新型ワイヤレスイヤホンの評判
結構微妙な評価が多いようです。人によっては旧型の方が音がいいという評価や新型はAAC対応でマシになったとか評判はバラバラですな。
ダイソーの新型ワイヤレスイヤホンかっこいい。。 pic.twitter.com/V5gWzFXjce
— たくわほ@11TPro (@tak_waho) October 23, 2021
早朝だからぶっちゃけるけど
ダイソーの新型ワイヤレスイヤホン
ネットやTwitter情報ほど良くないよそれは
■保証7日
■バッテリーの耐久性
■音質悪い前にレビュー動画をだした
1784円のコレは
■音が数倍良い
■防水性能
■ワイヤレス充電対応ダイソーより満足するhttps://t.co/X0wpt8NJbu pic.twitter.com/2w6fGW1GTp
— ヨーイチ(ワイヤレスイヤホン,ガジェット)YouTube中の人 (@gadet_chanyou) December 11, 2021
ワイヤレスイヤホン買い足したくて、前から気になってたダイソー1100円イヤホン買ってみた〜新型(?)のほう
旧型のが音が良いとかなんとか口コミ見たけど、音質わからんマンなので十分でしたねケース、とくに蓋がショボプラスチックで、90度までしか開かんのが気に入らない pic.twitter.com/PCVbFzprau
— はるか (@llb_ol) November 11, 2021
ダイソーの完全ワイヤレスイヤホンが新型出てたので洗濯してダメにした奴の代替で買ってみた
AACに対応にもなったし安いのに特有の音がこもった感じもないしで
自分のバカ耳には十分かと pic.twitter.com/PbpDhLj85q— 壬生狼 (@wolfenlied) October 27, 2021
とまあ、人により評判がバラバラなのがわかるでしょ。
まぁ、音質に関して言えば人それぞれ好き嫌いが分かれるところなので、結局自分で聞いて確かめてみるしかないのかなと言うことですね。
ダイソー ワイヤレスイヤホンのポイント
ダイソーの新型ワイヤレスイヤホン、1,100円という低価格ながら、なかなか侮れない性能となっているようです。なんと言っても対応コーデックにAACが含まれているというのがうれしいところ。後から付けたすことができない製品だけにウレシイ仕様となっています。まぁ、価格なりのデメリットもありますがね。
オススメポイント
残念ポイント
- 操作ボタンが固くて操作しにくい
- 特にゲームで音声が遅延しているのががわかる。
- 需要に供給が追いつかないのかダイソーの店舗でも品切れが多い
- 防水機能は持っていない
パッケージ
パッケージそのものは簡素な感じです。こんな所にコストはかけられない…といったところでしょうか。
まぁ、内容物が保護できれば良いので必要十分なパッケージです。
同梱物は
- ワイヤレスイヤホン本体 1組2個
- 充電ケース
- マイクロUSB充電ケーブル(25cm)
- 取扱説明書
の4種類で、どうしても必要なものだけという感じ。この手のイヤホンに付属しているであろう調整用のイヤーピースも省略されています。取り付けてあるサイズで合わない場合は別売りのイヤーピースを買ってね!ということなのでしょう。ダイソーには数種類のイヤーピースが売られているので必要とあれば別途購入ですね。
あと、充電ケーブルは30cmしかないみじかいもので届かない場合など別途購入か手持ちのものを使用することになりそうです。
充電ケース
まず充電ケースを見てみると、全体的にはマットな仕上がりで「安っぽさ」はあまり感じられません。
触っても指紋が付かないのはいいですね。
ちょっと変わっているのは、充電ケースの蓋を開ける方に充電コネクタが付いていること。蝶番側(裏側)に付いていることが多いのですが、何かの意図があってこうしているのか…は不明です。
蓋を開けたところ。やはり「安っぽさ」はあまり感じられません。価格の割によくできていると言えるでしょう。
蝶番の部分は構造上致し方ないのかもしれませんが「華奢」ですね。力がかかると「バキッ!」と折れてしまいそうなので取扱注意です。
また、内部にL・Rの表示があるのも迷わなくて済みます。イヤホン本体が左右で同じ形状なので表示がないと間違えちゃうかもしれませんので。左右逆に収納しても充電できてしまうと言う構造になっているのが面白い作りです。特に充電に支障はないようですよ。
充電コネクタはマイクロUSBを採用しています。願わくばType-Cにしてあれば言うことないのですけど、コストの関係で無理なのでしょうか。
ケース底面には技適表示(203-jn1188)もキチンと取得・表示されています。
寸法と重量
充電ケースの大きさと重さですが、説明書にも記載がない(見つからない)ので、蓋を閉じた状態での実測値は約縦30×横46×奥行48mm程度、重量は約24.2gとなっています。
他のワイヤレスイヤホンと比べても小さい方ではないかなと思うのですが、ゲオのワイヤレスイヤホンと比較してみるとその小ささがおわかりいただけるかなと思います。
縦に長いケースと平べったいケースで比較しにくいですが、ダイソーのワイヤレスイヤホンは充電ケースの角がすべて丸くなっているので余計に小さく見えるのでしょう。
ちなみに、ゲオの充電ケースの寸法は60.1×27.1×38.9mm/43.2gとなっています。こちらは角張っているせいか数値以上に大きく見えてしまいます。
ワイヤレスイヤホン本体
イヤホン本体ですが、左右共通というか何というか形状が同じです。ちょっと見では「どちらが右だか左だか」わかりませんが、裏側にL・Rの記載があるので大丈夫ですね。
寸法と重量
イヤホン本体の大きさですが、やはり説明書に記載が見当たらないので実測してみると約22×17×13mm、イヤーピースの飛び出しも含めると約28×17×23mmとなりました。サイズもワイヤレスイヤホンの標準的な大きさではないですかね。重量は約4.3gととても軽くできています。
同じくゲオのワイヤレスイヤホンと比較してみると、ゲオは約21×16×17mm、イヤーピースの飛び出しも含めると約24×16×25mmとほぼ同じような寸法でした。
防水機能はない
充電ケース・ワイヤレスイヤホン本体共に防水の機能は持っていないようです。雨の日や暑い季節のジョギングなどの場合は水分の侵入には注意しなければいけません。
ダイソー ワイヤレスイヤホンを使ってみる
ダイソー ワイヤレスイヤホンの使い方ですが、操作方法に多少の違いはありますが、大筋では他の完全ワイヤレスイヤホンと異なるところはありません。
充電してみる
使ってみる前に念のため充電しておきます。
充電ケーブルを接続すると充電ケースにある4個の青色LEDが充電状態を表示してくれます。4個点灯すると満充電です。
取扱説明書には充電時間は1〜1.5時間とあるのですが、長時間充電しないようにとの注意書きがあります。過充電保護回路とかは搭載していないのでしょうかね?とにかく充電しっぱなしは良くないようです。発熱や電池の劣化に繋がるそうです。
ワイヤレスイヤホン本体は充電ケースに収納すると自動的に充電が始まります。
イヤホンのLEDが赤い点灯で充電中、青に変わると充電完了となります。青色LEDはしばらくすると消灯します。
ただ、充電ケースの蓋を閉めてしまうとすべてのLEDが見えなくなってしまうので、ちょっと確認しづらいです。
せめて、充電ケースの青色LEDだけでも本体外側に設置して蓋を閉じても確認できるようにしてあれば良いのですが。
スマホとペアリング
Bluetooth接続のワイヤレスイヤホンですから、他のBluetooth機器と同じです。
一応、手順は説明書にありますがここにも書いておきますね。
Androidの場合
Androidの場合は以下の手順でペアリング可能です。
このダイソー 完全ワイヤレスイヤホンの名称は「BTTWSL1」となります。
- イヤホン本体をケースから取り出す。(イヤホンの電源が入ります)
- スマホの「設定」をタップ
- 「Bluetooth」をタップ
- 「新しいデバイスとペア設定」をタップ
- 「BTTWSL1」が表示されているはずなのでこれをタップ
- 「ペア設定をする」をタップ
- 「コネクティッド」音声が聞こえてくれば接続完了
iOSの場合
iPhoneなどのiOSデバイスは以下の手順でペアリング可能です。多分これでできると思います。
- イヤホン本体をケースから取り出す。(イヤホンの電源が入ります)
- iPhoneの本体で「設定」をタップ
- 「Bluetooth」をON
- 「その他のデバイス」を選択
- 「BTTWSL1」が表示されているはずなので選択
- 「ペア設定をする」を選択
- 「コネクティッド」と音声が聞こえてくれば接続完了
OSのバージョンによって画面表示やアイコンの形状などが変わる場合もあると思いますが、大筋は上記の通りとなります。
操作方法
操作方法はワイヤレスイヤホン本体にあるスイッチで行います。
イヤホンの電源オン/オフ
ケースからの出し入れでイヤホンの電源は自動的にオン/オフを行ってくれるのですが、スイッチを使うことで強制的に電源のオンオフを行うことが可能です。
イヤホンの電源 オン/オフ | |
充電ケース | 充電ケースから取り出すと自動的にON 収納すると自動的にOFF |
イヤホン | 左右どちらかの機能ボタンを約3秒間の長押しでON 5秒間の長押しでOFF |
音楽を聴く場合の操作
再生/一時停止 | 左右どちらかのイヤホンの機能ボタンを短く1回押す 再生と一時停止を繰り返します |
次の曲/前の曲 | 次の曲:右イヤホンの機能スイッチを短く2回押す 前の曲:左イヤホンの機能スイッチを短く2回押す |
音量調節 | 音量アップ:右イヤホンの機能スイッチを短く3回押す 音量ダウン:左イヤホンの機能スイッチを短く3回押す |
携帯電話着信時のの操作
通話応答 | 左右どちらかのイヤホンの機能ボタンを短く1回押す |
通話拒否 | 着信時に左右どちらかのイヤホンの機能ボタンを約2〜3秒間押す |
通話終了 | 左右どちらかのイヤホンの機能ボタンを短く1回押す |
※音楽をデバイスで聴いていた場合は、一度止めてから操作をして下さい。
操作性・装着感
操作性について
充電ケースの蓋を開ける事でイヤホンの電源が入り、ペアリング済みのデバイスに接続する「自動ペアリング」機能が搭載されていますので、日常使用では特に操作は必要とせず、耳に装着するだけです。
デバイスとのペアリングが完了すると「コネクテット(接続済)」の音声ガイダンスが流れます。
使用を終わりケースにイヤホンを収納しケースの蓋を閉めると自動的にペアリングが解除されイヤホンへの充電が始まります。
このように、日常使用については余計な操作は必要とせず、イヤホンをケースから取り出す・収納するの動作だけで使用が可能です。これは他のワイヤレスイヤホンでも同じですね。
装着感について
正直なところ、他のワイヤレスイヤホンと同じように装着後に違和感を感じることはありませんでした。
耳に合わせて位置を調整すればしっかりと装着できるので、ウォーキングや軽いジョギングを行った程度では落ちたりゆるんだいといった不安を感じることはなかったですね。
ただ、カナル型なので耳穴の中が密閉状態になるからなのか、汗で蒸れてかゆくなることはありました。
個人差はあるでしょうが、肌が敏感な方は注意した方が良いかもしれません。
音質
音質に関しては個々人の感性がものを言う世界ですので、あくまでピーマン個人の感想だと言うことをご承知おき下さい。
ダイソー ワイヤレスイヤホンの音質ですが、価格が1,100円(税込)ですから数万円するソニーやボーズのワイヤレスイヤホンとは比べることもできないでしょう。
しかし、実際に聞いてみるとこれはこれでそれなりの音が出ているのに気がつくでしょう。
ピーマン自身あまり音にこだわる方ではないので参考にもならないでしょうが、一言で言えばそういうことです。
これではあまりに具体性がないので、
手持ちのワイヤレスイヤホン3機種で聞き比べです。
- ゲオ アクティブノイズキャンセル 完全ワイヤレスイヤホン GRFD-SWE500HT01
- POWERADD 完全ワイヤレスイヤホン S9
- ダイソー 完全ワイヤレスイヤホン
の3機種をそれぞれ同じ楽曲(竹内まりや)で聞き比べた感想です。
ゲオ ワイヤレスイヤホン
他の2機種と比べると、全体的に落ち着いた感じのしっとりとした雰囲気を醸し出す音ですね。
自分的にはこれが一番好みに合っています。(ANCはオフにしての再生です)
POWERADD 完全ワイヤレスイヤホン
こちらは全体的にちょっと落ち着きがないというか低価格にのイヤホンにありがちな感じ。ごく普通の再生音とでも言いましょうか、ゲオと比べるとそう表現するしかありません。
しかし、ドンシャリでもなく低音ばかりが強いわけでもなく、全体的な雰囲気は悪くはありません。
ダイソー 完全ワイヤレスイヤホン
こちらの音ですが、POWER ADDの完全ワイヤレスイヤホンに似ていますが、ほんの少し全体的にボヤッとした感じがしますね。とはいうものの、やはり価格を考えればよく鳴っているという感じです。
価格は違っても3機種それなりの音で、日常的に音楽を聴く分には過不足ない音質だと感じました。
個人的な好みで言えば、ゲオ・POWER ADD・ダイソーの順になりますが、単なる素人の戯言くらいにお受け取り下さい。
音声遅延
Bluetooth接続のオーディオ機器につきものの音声が遅延するという現象、このワイヤレスイヤホンではどうか?
試しにAmazon Prime Videoで、私、失敗しないのででおなじみの「ドクターX」を視聴しながら検証しました。
結果ですが、口の動きと耳に聞こえる音声との間にほとんど時間的な差はありませんでした。測定器を用いて計測すれば確かに遅延しているのでしょうが、実際に使用する上では全く気になりませんでした。
また、ゲームの場合では、なぜか明らかにわかるほどの遅延が発生することがあります。
ゲームの種類によっても差があるし、スマホの処理能力なのか、Bluetooth接続の問題なのか、何が原因なのか今のところはっきりしませんが、実用上問題なくても確かに遅延は発生します。素早い対処が必要なアクションゲームなどだとゲームにならないかもしれないですね。銃声が聞こえたとおもったら死んでた…なんてね。
まとめ
ダイソーの新型ワイヤレスイヤホン、1,100円(税込)という低価格であることを考えればすべてが許せる存在ですかね。
あまり良くない音質も価格を考えれば納得できるレベルですし。
このダイソーの新型ワイヤレスイヤホンは
- ワイヤレスイヤホンは高額なので手を出しにくかった
- ワイヤレスイヤホンがどんなものか試してみたい
- 音質にはこだわらないからとにかく安いワイヤレスイヤホンが欲しい
といった方に試していただきたい製品といえるでしょう。
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