Amazonをいつものようにうろついてたとき、ふと目にとまったのがPOWERADDが発売しているワイヤレスイヤホンS12。POWERADDのワイヤレスイヤホンは元々品質の割には廉価なのですが、良く見ると50%OFFのクーポンが表示されています。表示価格が3,399円で50%クーポン適用だと…約1,700円!販売ページの写真で見る限りではいつものように品質も良さげなのでついふらふらとポチッてしまいました。無念!
POWERADDのワイヤレスイヤホンと言えば以前にTWS-S9を購入していました。これはこれで気に入っているのですが、今回購入したTWS-S12はどのように進化しているのか興味津々です。
POWERADD TWS-S12の主な仕様
TWS-S12の主な仕様を以下に示します。
モデル | TWS-S12 |
Bluetooth バージョン | Bluetooth 5.0 |
チップ | PAU1603 |
Bluetooth コーデック | AAC/SBC |
Bluetoothプロファイル | A2DP、AVRCP、AVDTP、AVDTP、HFP、SPP、HSP、GATT |
再生可能時間 | 最大6時間(イヤホン本体のみ) / 最大30時間(充電ケース使用時) |
充電ポート | USB Type-C |
充電時間 | 約90分間 |
通信距離 | 約10m |
重さ | 4.5g* 2 |
防水等級 | IPX8(イヤホンのみ) |
ボタン仕様 | タッチボタン |
対応機種 | iOS/Android/WindowsなどBluetooth機能搭載のデバイス |
対応コーデックにapt-Xが含まれないのは残念ですが、その他はごく普通のワイヤレスイヤホンのようです。
イヤホン本体で最大6時間動作、充電ケースも含めると最大30時間使用できるのは結構優秀ではないですか。
また、防水規格がIPX8なので日常生活で多少の水分に対しては安心していられるでしょうね。
IPX8とは、電子機器の防水性能に関する等級のうち、ある程度継続して水没していても内部に浸水せず、使用することができることを表す等級である。 参照:Weblio 辞書
POWERADD TWS-S12はこんな方にオススメ
POWERADD TWS-S12はこんな方にすすめです。
- 低予算なワイヤレスイヤホンを探している
- お風呂で使えるワイヤレスイヤホンを探している
- ワイヤレスイヤホンを初めて購入する
とにかく低予算で購入できてそれないのクオリティを有しているイヤホンをお探しなら、このPOWERADD TWS-S12は有力候補になるでしょう。
価格を見れば納得ですが、ノイズキャンセリング機能などは付いていませんが、日常的に使用するワイヤレスイヤホンとしては十分なクオリティを有しています。
IPX8防水に対応しているので多少の水没にも耐えるため入浴中での使用をお考えの方にも合うワイヤレスイヤホンです。
POWERADD TWS-S12の良かった点
POWERADD TWS-S12の良かった点は以下の3つです。
- 通常でも3,000円台で購入できる価格
- 価格以上の音質(POWERADDクオリティ?)
- IPX8 防水機能
3,000円台で購入できる安さ
POWERADDのワイヤレスイヤホンは廉価な品がほとんどで、このTWS-S12も通常の価格で3,400円前後と購入しやすい価格となっています。
今回は50%クーポン適用で2,000円もしない価格で購入できました。
価格以上の音質
音質の好みは個人差が大きいので参考にしかなりませんが、試聴した限りでは「カチッとした音」で、安い物特有の籠もったようなボヤッとした音ではありません。
3,000円程度の価格を考えれば十分に及第点を付けられる音質となっています。
IPX8 防水機能
低価格のワイヤレスイヤホンでは珍しいIPX8防水機能を有しています。
入浴中の使用で水がかぶることがあっても十分耐える防水性能を有しているワイヤレスイヤホンです。
POWERADD TWS-S12の気になった点
POWERADD TWS-S12の気になった点は以下の2つです。
- aptXコーデックに未対応
- ケースから取り出しにくい
aptXに未対応
価格を考えれば贅沢は言えませんが、Androidスマートホンで使われるaptXに未対応なのは惜しいところです。
ノイズキャンセリング機能の例を見てもわかるように、aptXコーデックも徐々に低価格イヤホンにも搭載されるようになっていくのは確実でしょう。
ケースから取り出しにくい
これは他の多くのワイヤレスイヤホンにも言えることですが、充電ケースから取り出しにくいです。つまむところが滑るのでなかなかつかめずイラッとする時があります。
POWERADD TWS-S12のパッケージ
外箱はTWS-S9のような白箱ではなく茶色い非常に簡素な感じのする箱でけばけばしさもなくかえって好感が持てます。
箱の裏側、仕様が表記されてます。きちんと技適マークも取得済みですね。
POWERADD TWS-S12 パッケージ内容
TWS-S12のパッケージに同梱されていたのは以下の通りです。
同梱品
- 充電式収納ケース
- Bluetooth イヤホン本体×2
- USB Type-C充電ケーブル(実測50cm)
- イヤーピース×3(S/M/L、Mサイズはイヤホンに装着済)
- 取扱説明書(日本語を含む多国語マニュアル)
- サンキューカード
イヤーピースはイヤホン本体に装着済みの物を別にして、大・中・小の3セットが同梱されています。つまり全部で4組付属しているということですね。はじめは梱包時の誤りかとも思ったのですが、メーカーサイトにある画像にも3セット同梱しているように見えるのでそういうものなのでしょう。気前がいいのかなんなのか理由は不明です。
メーカー保証
サンキューカードの記載では買った日から3年の品質保証を提供しています。
製品に対して何か問題(破損、欠陥など)がありましたらいつでもご連絡ください。弊社はからなず最優のサービスを提供しております。とのことです。本当に保証してくれるのかは不明です。
POWERADD TWS-S12 外観
充電式収納ケース
下の画像が充電ケース。角の丸みを最大限にとってるのでマットな質感と相まって非常に握りやすい。ただあまりにも丸っこすぎるので自立はしないところがマイナス点かな。
充電用のType-C端子も底面にあるのでこのように寝かせて使うことになるのは必然ですね。といっても使いにくいわけではありません。
大きさは70ミリ×50ミリ、厚さは25ミリ位あるので充電ケースとしてはちょっと大きめかもしれません。
ケースのフタを開けると充電状態を表すLED表示が目を引きます。
2桁の数字がケースの充電状態を、2つのバーが左右のイヤホンそれぞれの充電状態を表示しています。
無くても困らないけどあるとちょっとうれしい感じ。
フタは磁石でしっかり閉じるようになっています。
ワイヤレスイヤホン本体
上の画像がイヤホン本体。POWERADDのロゴが見えます。
大きさと質感
大きさはごく普通な感じですが厚さがちょっとあるかなといった感じです。耳に取り付けてみても違和感はありませんでした。
質感は画像の通り可も無く不可も無く、安っぽさはないけれど高級感漂うという感じでもない、日常使いにはちょうどいいかも。
タッチセンサー
イヤホンの操作はタッチ式のセンサーで行います。
小さなPOWERADDのロゴのあたりがタッチセンサーになっていて、ここに触れることで各種操作が行えるようになっています。
実際に使ってみた感じでは誤動作もなく確実に操作できました。
触れるだけでいいので使いやすいと言えるのですが、やはり耳への取り付け・取り外しの時など、無意識に触ってしまい誤操作してしまうなどは致し方のないところでしょうか。
片耳/両耳モード
このワイヤレスイヤホンは充電ケースに簡単に出し入れするだけで、片耳モードと両耳モードを切り替えることができます。片方だけ取り出せば自動的に片耳モードになるそうです。
最新の左右分離型技術により、Bluetoothイヤホンの左右分離が実現されます。完全ワイヤレスイヤホンを充電ケースに簡単に出し入れするだけで、片耳モードと両耳モードを切り替えができます。とはメーカーの弁。
音楽を聴きながら仕事に集中したい、でも電話にも出なければならないし同僚とのコミュニケーションもとらなければならない、上司に呼ばれた時に無視できな…ないどといった場合に片耳モードは便利な機能でしょう。
充電ケースから出しにくい
イヤホンの形状を見ればわかるように、外側に向かって外径が小さくなってすり鉢状になっているので充電ケースから取り出す時にイヤホンをつまみにくい時があります。というかつまめないことが多くてイラッとすることがままありますね。
POWERADD TWS-S12の使い心地
TWS-S12の使い心地はどうでしょうか。
バッテリー持ち
これはカタログ値で
- イヤホン単体で最大6時間
- ケース込みで最大30時間
となっています。ワイヤレスイヤホンとしては長めな動作時間でしょうか。
操作性
基本的な操作はイヤホン側から行うことができます。タッチセンサーで軽く触れるだけなので操作しやすい反面、うっかり触れてしまった誤操作も起きやすいです。
再生/一時停止 | 左/右のタッチボタンをクリック |
次の曲 | 右耳のタッチボタンをダブルクリック |
前の曲 | 左耳のタッチボタンをダブルクリック |
音量+ | 右耳のタッチボタンを長押し |
音量ー | 左耳のタッチボタンを長押し |
電話に出る | 左/右のタッチボタンをクリック |
電話を切る | 左/右のタッチボタンをクリック |
電話を拒否する | 左/右のタッチボタンを2秒間長押し |
装着感
実物を見た時「ちょっと大きいかな?」と感じましたが、耳に装着してみたところ違和感のない付け心地でした。
しっかりとしたホールド感も感じられ、装着中に散歩に出て歩き回っても外れそうになる事も無く不安は感じませんでした。
コーデックと音質
コーデックですが、TWS-S12が対応しているのがAACとSBCの2種となります。残念ながらaptXには未対応でした。
肝心の音質ですが、一言でいえばカチッとした硬めの音でしょうか。ついでに言えばちょっとシャリシャリ感もあるかもですが、全体としては悪くないです。
スマートホンでMP3形式の音楽ファイル再生やYoutubeの試聴などでは問題ない音質かと思います。
イコライザで調整という手もあるし、まぁ及第点かな。
※個人的な感想です。
音声遅延
Bluetooth接続につきものの音声遅延はどうでしょうか?
いつものようにMi11 Lite 5GでAmazon Prime Video 視聴にて確かめてみました。
結果ですが、映画やドラマを何本か視聴しましたが口の動きと声のずれはほとんど感じませんでした。
まとめ TWS-S12
この記事では「POWERADD TWS-S12」をレビューし、特徴やスペック、音質、良かった点、気になった点などご紹介しました。
さすがにノイズキャンセリング機能や外音取り込み機能は搭載されていませんが、しっかりした音質と長時間動作、片耳モード搭載など価格の割にクオリティの高いワイヤレスイヤホンでした。
低価格でも基本性能の良い使い勝手の良いワイヤレスイヤホンをお探しの方は候補に入れてみて損はない製品でしょう。
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