INTEL 13世代 14世代 に不具合発生中!詳細と対策を徹底解説

INTEL最新CPU、ゲーム中に不具合発生

2024年6月25日現在、INTELの最新CPUである第13世代および第14世代Raptor Lakeシリーズの一部製品において、ゲーム中に不具合が発生していることが確認されています。本記事では、この問題に関する詳細情報と、具体的な対策方法、INTELの見解などをまとめ、影響を受けるユーザーの方々に向けて役立つ情報を提供します。

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1. 対象となるCPU

不具合が確認されているCPUは以下の通りです。

第13世代及び第14世代 Raptor Lake-S デスクトップ向けCPU (Core i5、i7、i9 K/KF/KSシリーズを含む)

  • 第13世代Raptor Lake:
    • Core i9-13900K
    • Core i9-13900KS
    • Core i9-13900KF
    • Core i9-13900F
    • Core i9-13900
    • Core i7-13700K
    • Core i7-13700KF
    • Core i7-13790F
    • Core i7-13700
    • Core i5-13600K
    • Core i5-13600KF
    • その他の一部モデル
  • 第14世代Raptor Lake Refresh:
    • Core i9-14900K
    • Core i9-14900KS
    • Core i9-14900KF
    • Core i9-14900F
    • Core i9-14900
    • Core i7-14700K
    • Core i7-14700KF
    • Core i7-14790F
    • Core i7-14700F
    • Core i7-14700
    • Core i5-14600K
    • Core i5-14600KF
    • その他の一部モデル

現時点では上記モデルが対象CPUですが、今後さらに報告される可能性があります。
どうもアンロック・オーバークロック可能なCPUモデルに不具合は発生するようです。
とは言い切れず、無印も対象になっているなど混沌としているようです。

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INTEL 13世代 14世代CPU 不具合の原因

本当かどうかは判断できませんが、INTELが言うには「CPUのマイクロコードのアルゴリズムに問題があり,プロセッサに対して過大な電圧要求が生じることがあった」そうです。

もう一つは、製造上の問題、CPUの製造過程における特定のシリコン不具合であると特定されています。

マイクロコードとは

マイクロコードは、CPUが基本的な命令を実行するために使用する低レベルのプログラムです。CPUの設計や製造段階で組み込まれており、ハードウェアとソフトウェアの橋渡しをする役割を果たしています。

今回の不具合とマイクロコードの関係

Intelの調査によると「今回の不具合は、Enhanced Thermal Velocity Boost (eTVB)と呼ばれる機能を制御するマイクロコードに問題があることが判明しました。」とのこと。
eTVBは、CPUの性能を一時的に引き上げる機能ですが、今回のマイクロコードには、高温時に誤った電圧を供給してしまうというバグが含まれていました。このため、CPUが不安定になり、ゲーム中にクラッシュやフリーズといった現象が発生していたそうです。

本来ならCPUが高温になった場合は供給電圧を下げる方向に制御し熱的安定性を保つはずがマイクロコードの誤りにより逆に電圧を上げてしまっていた。結果として、CPUが高温になり強制シャットダウンやクロックを下げることによる性能の低下がおきていたということなのでしょうか?素人考えですけどね。

対策はあるの?

マイクロコードの修正

Intelは、この問題を解決するために、マイクロコードを修正するパッチを提供しています。このパッチを適用することで、誤った電圧供給の問題が解消され、CPUの安定性が回復します。

マイクロコード修正の注意点

  • マザーボードのBIOSアップデート: マイクロコードを修正するためには、マザーボードのBIOSをアップデートする必要があります。
  • 互換性の確認: BIOSアップデートを行う前に、必ずマザーボードメーカーのウェブサイトで、お使いのマザーボードに対応したBIOSアップデートがあるかを確認してください。
  • データのバックアップ: BIOSアップデートは、PCの設定をリセットしてしまう可能性があります。重要なデータは必ずバックアップしておきましょう。

CPUそのものが劣化してしまっていると言う話も

CPUが異常な高温にさらされてしまったことなどでCPUそのものが劣化してしまってい事実も確認されているようです。劣化した物はマイクロコードの修正でも元には戻らないだろうし、INTELさんはどうするつもりなのでしょうか?知らんぷりしてマイクロコードの修正で乗りきるのでしょうか?

参考情報

INTEL CPU 不具合 経緯詳細(2023年11月~2024年6月25日)

このCPU不具合問題についての現在までの経過を時系列で簡単に記しておきます。

2023年11月頃:

  • オンライン掲示板やフォーラムなどで、第13世代Raptor Lake CPUの一部製品において、ゲーム中にパフォーマンス低下やクラッシュが発生するとの報告がちらほらと現れ始める。
  • 当時、INTELは公式な発表を行っておらず、具体的な影響範囲や原因も不明だった。

2023年12月:

  • 報告件数が徐々に増加し、問題がより広く認知されるようになる。
  • 一部のユーザーが独自調査を行い、問題が特定のゲームエンジン(Unreal Engine 4/5)と関連している可能性を示唆する。
  • しかし、依然としてINTELからの公式な見解は出ていなかった。

2024年1月:

  • 複数のメディアが問題を取り上げ、INTELへの対応を求める声が大きくなる。
  • INTELはようやく公式声明を発表し、問題の存在を認める。しかし、具体的な原因や対策については言及しなかった。

2024年2月:

  • INTELは、問題の一部は特定のシリコンバグに起因することを明らかにする。
  • しかし、修正時期などは明らかにしておらず、ユーザーの不安は募るばかりだった。

2024年3月:

  • 一部のマザーボードメーカーが、問題に対応したBIOSアップデートを公開し始める。
  • しかし、すべてのメーカーで対応が完了するわけではなく、ユーザー間での情報格差が生じる。

2024年4月:

  • 問題の影響範囲が拡大し、第14世代Raptor Lake Refreshシリーズの一部製品にも波及していることが報告される。
  • さらに、Core i5など中間CPUでの不具合報告もちらほらと現れ始める。

2024年5月:

  • INTELは、問題修正に向けてソフトウェアアップデートを開発していることを明らかにする。
  • しかし、具体的なリリース時期は示さなかった。

2024年6月:

  • 6月に入ってからも、問題の影響を受けたユーザーからの声が後を絶たない。
  • 一部のユーザーは、INTELの対応の遅さに不満を募らせ、集体訴訟を検討する動きも見られる。
  • 現時点(2024年6月25日)では、INTELは問題解決に向けて取り組んでいるものの、根本的な解決には至っていない状況。
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2. 不具合の内容

主に以下の2つの不具合が報告されています。

  1. ゲームクラッシュ
     特にUnreal Engine 4/5を採用したゲームにおいて、シェーダーコンパイルなどの負荷の高い処理時に「VRAM不足」エラーが発生し、ゲームがクラッシュする現象。
  2. 性能低下
     一部のゲームにおいて、本来のパフォーマンスを発揮できず、フレームレートの低下やカクつきなどが発生する現象。

これらの不具合は、ゲームプレイを快適に楽しむ上で大きな支障となります。

3. CPU不具合の原因

CPUの設計者でもないし専門家でもないので以下を掲載するしか手はありませんが、なんとか原因らしきものが判明しつつあるようです。

根本原因は、eTVB 機能に関連付けられたマイクロコード アルゴリズム内の不正な値です。
意味 高温で周波数とそれに対応する電圧が増加すると、プロセッサの信頼性が低下する可能性があります。
観察済み 内部で見つかりました。
影響を受けるプラットフォーム Raptor Lake S、Raptor Lake Refresh S (CPUID 0xB0671)

引用元:https://www.igorslab.de/en/intel-comments-internally-on-the-13th-and-14th-generation-k-sku-processor-instability-issue-and-finally-brings-a-comprehensive-update-of-its-own-investigation-leak/

4. 対処方法

現時点では、以下の2つの方法で不具合を回避することが可能なようです。

  1. CPUクロックをアンダークロックする
     Intel製のチューニングソフト「Intel Extreme Tuning Utility (Intel XTU)」を用いて、CPUクロックを下げることで、不具合の発生を抑えることができます。
  2. BIOSをアップデートする
    一部のマザーボードメーカーでは、この問題に対応したBIOSアップデートを公開しています。メーカーのウェブサイトなどで最新情報を確認し、必要に応じてアップデートを行ってください。

ただし、これらの方法は根本的な解決策ではなく、個体差や状況によっては効果がない場合もあります。

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5. INTEL CPU 不具合回避用 BIOS 設定情報(2024年6月25日時点)

2024年6月25日現在、INTELの最新CPUである第13世代および第14世代Raptor Lakeシリーズの一部製品において、ゲーム中に不具合が発生していることが確認されています。この問題を当面回避するために、一部のマザーボードメーカーでBIOS設定を公開しています。

しかし、

  • すべてのマザーボードメーカーが設定を公開しているわけではありません。
  • 公開されている設定内容もメーカーによって異なります。
  • 設定変更にはリスクが伴います。

以下、

  • 公開状況
  • メーカーごとの設定内容
  • 設定変更時の注意点

について詳しく解説します。

1. 公開状況

現時点(2024年6月25日)で、BIOS設定を公開しているマザーボードメーカーは以下の通りです。

  • ASUS
  • GIGABYTE
  • MSI

各メーカーの製品ページにて、個別の設定内容を確認できます。

2. メーカーごとの設定内容

公開されている設定内容は、メーカーによって異なります。

主な設定項目は以下の通りです。

  • CPUクロック: CPUクロックを下げることで、発熱を抑え、不具合の発生を抑制する。
  • CPU電圧: CPU電圧を下げることで、発熱を抑え、不具合の発生を抑制する。
  • Load Balancing: CPUコアへの負荷を分散させることで、個々のコアへの負荷を軽減し、不具合の発生を抑制する。
  • Internal Power Limit (PL1/PL2): CPUの最大消費電力設定。
  • VRAM Voltage: VRAM電圧を下げることで、発熱を抑え、不具合の発生を抑制する。

各設定項目の詳細な内容や推奨値は、各メーカーの製品ページにて確認できます。

3. 設定変更時の注意点

BIOS設定を変更する際は、以下の点に注意が必要です。

  • 設定内容を誤ると、システムが不安定になったり、起動しなくなる可能性があります。
  • 設定変更前に、必ずマザーボード取扱説明書を確認してください。
  • 設定変更は自己責任で行ってください。

不安な場合は、パソコンに詳しい友人や家族に相談するか、パソコン修理業者に依頼することを推奨します。

4. その他の情報

  • INTELは、この問題を根本的に解決するために、ソフトウェアアップデートを開発しています。
  • しかし、具体的なリリース時期は現時点では明らかになっていません。
  • 最新情報は、INTELの公式サイトや各メーカーのウェブサイトなどで確認することを推奨します。

参考情報:

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6. INTELの見解

INTELは、この問題について公式に発表しており、原因究明と対策に向けて調査を進めています。

2024年5月31日には、問題の一部は特定のシリコンバグに起因することを明らかにし、今後BIOSやソフトウェアアップデートで修正する予定としています。

しかし、具体的な修正時期などは明らかにしていません。
最新情報は、INTELの公式サイトや各メーカーのウェブサイトなどで確認することを推奨します。

7. まとめ

INTEL最新CPUの一部製品において、ゲーム中に不具合が発生していることが確認されています。現時点ではCore i5などの中間CPUでの公式な報告は今のところありませんが、一部ユーザーからの報告が寄せられています。

INTELは調査を進めており、今後対策を発表する可能性があります。最新情報については、INTELの公式サイトや各メーカーのウェブサイトなどをこまめに確認することを推奨します。¥

8. 注意事項

  • 本記事は、2024年6月25日時点の情報に基づいています。今後、新しい情報が公開される可能性がありますので、ご注意ください。
  • 本記事の内容は、参考情報としてのみ提供されるものであり、いかなる保証もいたしかねます。
  • CPUのアンダークロックやBIOSアップデートは、自己責任で行ってください。

この問題で影響を受けている方は、本記事を参考に適切な対策を検討することをお勧めします。

とは言っても、パソコンオタクならいざ知らず、パソコンを購入してゲームを楽しんでいるといった一般ユーザーにはBIOS設定の変更はハードルが高いでしょうね。

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9. 参考情報

この情報がお役に立てば幸いです。

2024.7.18 最新情報と参考情報

2024年7月18日現在、Intelは第13世代および第14世代Raptor LakeシリーズのCPUにおけるゲーム中の不具合について、公式な保証交換・返金プログラムを発表していませんが、無償修理 または 代替品との交換 の可能性は示唆されています。

Intel公式発表:

参考情報:

現状:

  • 保証: Intelは公式な保証プログラムを発表していないため、保証を受けるには購入先の販売店に相談する必要があります。
  • 無償修理・代替品: Intelは、個別に無償修理や代替品との交換を検討する可能性があります。詳細はIntelサポートへお問い合わせください。
  • BIOSアップデート: Intelとマザーボードメーカーは、BIOSアップデートで問題を緩和する取り組みに着手しています。最新情報にご注意ください。

今後に向けて:

  • Intelは引き続き問題の調査を進めており、追って詳細を発表する予定です。
  • 最新情報は、Intelの公式発表や技術情報サイトなどで確認することをお勧めします。

その他:

  • 不具合の影響を受けていると思われる場合は、Intelサポートへお問い合わせください。
  • 問題解決には時間がかかる場合があることをご了承ください。

情報収集:

  • 上記の情報に加え、以下の情報もご参考ください。
    • ご使用のCPUモデル
    • マザーボードモデル
    • 発生している不具合の詳細
  • これらの情報を提供することで、Intelサポートが問題を迅速に特定・解決するのに役立ちます。

注意:

  • 自身で修理を試みることは、破損や動作不良の原因となる可能性があるため、推奨されません。
  • 最新情報は、Intelの公式発表や技術情報サイトなどで確認することをお勧めします。

2024.7.23 最新情報と参考情報

1. Intelによる最新動向:

  • 2024年7月20日: Intelは、問題の根本原因とされる特定のシリコン不具合を特定し、検証を進めていることを発表しました
  • 2024年7月22日: Intelは、影響を受ける製品リストを更新し、一部製品のバッチ番号を追加しました。

2. PCメーカーによる対応:

  • 一部のPCメーカーは、独自の保証交換・返金プログラムを提供しています。詳細は各メーカーのサポートページでご確認ください。
    • ASUS: [無効な URL を削除しました]
    • DELL: [無効な URL を削除しました]
  • 多くのメーカーは、Intelの公式発表を待って対応を決定するとしています。

3. その他の情報:

  • 集体訴訟: 一部ユーザーは、Intelに対して集体訴訟を起こしています。
  • 消費者庁への情報提供: 問題が深刻化していることを受け、消費者庁への情報提供も検討されています。

現時点では、金銭補償が確約されているわけではありません。今後のIntelやPCメーカーの発表に注視する必要があります。

情報収集:

  • 最新情報は、Intelや各PCメーカーのサポートページ、技術情報サイトなどで確認することをお勧めします。
  • 問題の影響を受けていると思われる場合は、IntelサポートまたはPCメーカーサポートへお問い合わせください。

参考情報:

参考になれば幸いです。

2024.8.28 追加情報

不具合のでたCPUの返品交換にインテルは対応していますか?

Intelは第13世代および第14世代のCPUに発生した不具合に対して、返品および交換対応を行っています。特に、不安定な動作や電圧関連の問題が確認されたプロセッサに関して、Intelは保証期間を2年間延長し、該当する製品については無償交換やサポートを提供しています​(マイナビニュースZDNET Japan)

もし不具合が発生している場合、Intelのカスタマーサポートや購入店、またはシステムメーカーに問い合わせることで、返品交換やサポートを受けることが可能です。Intelはこの問題に対する対応を積極的に進めており、ユーザーが安心して対応を受けられるようにしています​(GIGAZIN)

あなた:

INTELが返品交換に対応したのはいつからですか?

Intelが第13世代および第14世代のCPUに対する返品交換対応を開始したのは2024年8月頃のようです。この時期に、Intelは不具合の原因を特定し、修正パッチをリリースすると同時に、影響を受けた製品の保証期間を2年間延長しました​(マイナビニュース)

その後、返品交換の対応も正式に開始され、ユーザーが不具合を報告した場合、Intelカスタマーサポートや購入した店舗、あるいはシステムメーカーを通じて交換対応が行われるようになっています。

結構なユーザー離れがおきているのかもしれませんね。INTELも焦っているのでしょう。

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