ゲオが自信を持って「GEO史上最高コスパ」と自画自賛する「完全ワイヤレスANCイヤホン HT03(GRFD-TWS HT03)」を自腹購入・レビューです。
GEO史上最高コスパ、ノイズキャンセリング付ワイヤレスイヤホンGRFD-TWS HT03
コスパの高いワイヤレスイヤホンを次々と発売しているゲオが「ゲオ史上最高コスパ」をひっさげて発売した製品が、アクティブノイズキャンセリング機能搭載の完全ワイヤレスANCイヤホン HT03(GRFD-TWS HT03)
この製品、アクティブノイズキャンセリング機能を搭載しているにもかかわらず
価格はなんと3,980円(税込4,378円)という激安価格に驚きます。
ゲオはアクティブノイズキャンセリング機能搭載ワイヤレスイヤホンを4,999円(今は4,480円のようです)で発売していましたが、この新ワイヤレスイヤホンは更に安く高コスパの製品となっています。
ノイズキャンセリング付で3,980円
大分価格がこなれてきた感のあるワイヤレスイヤホンですが、アクティブノイズキャンセリング機能付きだと購入価格は安くても1万円以上は考えておかないといけないので気軽に買える感じではありませんよね。しかし、ゲオのノイズキャンセリングイヤホンだと3,980円(税抜)で買えてしまうお手頃価格。飲み会を1度スルーすれば手が届いてしまう価格なんてなんともうれしいじゃありませんか。
ノイズキャンセリング
ノイズキャンセリングにはアクティブノイズキャンセリングとパッシブノイズキャンセリングの2種類があります。
アクティブ・ノイズキャンセリング
デジタル処理によって騒音を打ち消すのがアクティブ (積極的な) ノイズキャンセリング (ANC) です。消したい音の波と真逆の形 (逆位相) の波を発生させ、互いを打ち消すことによってオーディオからの本来聴きたい音のみが伝わるようにする技術です。
パッシブ・ノイズキャンセリング
周りで発生する騒音や雑音に対し、物理的に耳に届かなくするのが、パッシブ (受け身の) ノイズキャンセリング (PNC) です。音は目に見えない空気を振動させる波となって周囲に広がるため、イヤーチップやイヤーパッドの材質や形状で耳に物理的な壁を作り、外部の音が入ってこないようにします。常にノイズを遮断することができる他、デジタル処理に頼らないことからバッテリーの消費も必要ないというメリットがあります。ただし遮音性が高まるほど周囲の音が聴きづらくなり、イヤホンやヘッドホンを外す必要があるというデメリットもあります。
参照:ノイズキャンセリングの仕組みと種類について
「GRFD-TWS HT03」の特徴
アクティブノイズキャンセリング機能搭載
アクティブノイズキャンセリング機能を搭載、内蔵マイクで集音したノイズをデジタル処理により逆音波で打ち消してノイズを低減するため、周囲の騒音や雑音などを気にせず集中して音楽を楽しむことができます。
10ミリの大口径ドライバ採用
搭載された大口径10mmドライバーにより、サウンドは低音が強く響くような迫力と、音の広がりが感じられ、あらゆる音楽がクリアに、そしてパワフルに聞こえます。
IPX5防水機能
スポーツジムなど運動時の汗や急な雨での水漏れなど日々の生活シーンにおける防水機能を搭載。(IPX5規格)
IPX5はさまざまな方向から水を直接噴きつけても影響を受けないレベルで、3メートルの距離から機器の全方向に水を噴きつけても問題ありません。最近ではIPX5の防水機能を備えている機器が多く販売されており、突然の雨に遭遇しても故障しないレベルです。一般的にはIPX5以降は完全防水の扱いとなります。
参照:家電小ネタ帳
そのほかにも
- 4,378円(税込)の低価格
- 低遅延モードでゲームや動画での音のズレを低減
- タッチ式センサーによる再生操作
- Bluetooth 5.1により安定した接続
- 周囲の音をマイクで取り込む外音取り込みモード
- iPhoneで高音質接続できるAACコーデック対応
- 3色から選べるカラーバリエーション
などの特徴を備えたワイヤレスイヤホンとなっています。
GRFD-TWSHT03の好ましいポイント
- 低価格&高コスパの3,980円(税抜)
- 低価格でありながらアクティブノイズキャンセリング機能を搭載
- 低価格でありながら十分高音質
- 充電ケースが丸形でコンパクトに仕上がっていて携帯性が高い
GRFD-TWSHT03のイマイチポイント
- タッチセンサで誤操作しやすい
「GRFD-TWS HT03」の使用感
外観は棒が突き出てはいるがインナーイヤー型ではなくカナル型です。
装着感ですが、個人差はあると思いますがピーマンの場合は特に違和感もなくしっかりとしたホールド感があり、本体重量が軽いことも相まって、少々動いても「落ちてしまうかも…」と入った不安感は感じませんでした。
操作は棒の部分に取り付けられているタッチセンサーにて行います。
軽く触れるだけで操作できるし、センサーは棒の先端部分にあるので誤って触ってしまうこともなさそうです。
しかし実際に使用してみると装着時に結構触ってしまうことがあります。
知らないうちに動作モードが変わってしまっていたなどということもありました。
タッチ式センサーの宿命でしょうかね。
「GRFD-TWS HT03」の音質
気になる音質ですが、「なんと軽い音だね!」というのが第一印象でした。
といっても音がひずんでいるとか割れているとかではなくて、低音が弱い分あっさりした音…そんな感じですね。
聞きやすい音であることは間違いありませんが、重低音が好きな方にはおそらく「薄っぺらでもの足りない音」と感じるのではといった感じ。
安価なイヤホンに良くありがちなモゴモゴと音のこもった感じもありませんのでそれなりの音は出ていると思いますし価格を考えると立派なものではないかと思いますね。
旧モデル(GRFD-SWE500HT01)と比較した場合どうですかね、もうお好みで選んで下さいとしかいいようがありません。
これは個人的で勝手な評価ですので聞き流して下さいませ。
アクティブノイズキャンセル機能
このHT03に搭載されたアクティブノイズキャンセルですが、かなり効果があります。
アクティブノイズキャンセルをオンにすることで雑音が消え去るというわけにはいきませんが、気にならないくらいまで低減してくれます。
電車や飛行機で移動中に好きな音楽に没頭したい時のみならず、仕事や勉強に集中したいので周囲の雑音に気をとられたくない時などに、静寂とまではいきませんが周囲の音、特に中・低音をかなり軽減してくれるという印象を受けました。人の話し声などかなり抑えてくれます。
外音取り込みモード
ANCがオンの状態の時、右イヤホンのセンサー部分を1.5秒押すことで「外音取り込みモード」になります。
実際に試してみると、音楽はそのままに周囲の音がかなりハッキリと聞こえるようになります。これ、ホントです。
電車の中など、車内放送も聞き逃したくない時などにこの「外音取り込みモード」は効果を発揮してくれるでしょう。
ゲーミングモード
Bluetooth接続のワイヤレスイヤホンは音の遅延がある場合がほとんどです。
遅延と言ってもたいした遅れではないので音楽を聴いたりしている場合は気にはならないものです。
しかし、ゲームなどでシビアな動きに追従している場面などではわずかな遅延も致命傷になる場合があります。(要するに勝負に負けてしまう)
この音の遅延を軽減させる「ゲーミングモード」が搭載されているので、シビアなゲームでもストレスなく楽しめることでしょう。
GRFD-TWS HT03の外観
充電ケースは丸っこくて手触りがいい。
写真左が前面、中央に青色の充電インジケータ(緑色LED)があります。
写真右が裏面、中央の●はイヤホンを初期状態に戻すためのリセットスイッチ
※充電用のTypeCコネクタはケースの底面に取り付けられています。
色展開は白・黒・赤の3色。今回は黒を購入したけど赤もいいですね。
写真は充電ケースのフタを開けたところ、イヤホン本体が見えます。
ワイヤレスイヤホン本体、ちょっと面白い形をしていますがカナル型です。
GRFD-TWS HT03の仕様
右は前モデル「SWE-HT01BG」の仕様、参考までにのせておきます。
項目 | GRFD-TWS HT03 | SWE-HT01BG |
メーカー | ゲオ | ゲオ |
型番 | GRFD-TWS HT03 | GRFD-SWE500HT01 BG |
発売時期 | 2021/12/2 | 2021/2/5 |
価格(税込) | 4,378円 (税別3,980円) |
4,999円 |
タイプ | カナル型 | カナル型 |
接続タイプ | ワイヤレス | ワイヤレス |
装着方式 | 完全ワイヤレス(左右独立接続) | 完全ワイヤレス(左右独立接続) |
ドライバサイズ | ダイナミック 10mm | ダイナミック 7.0mm |
周波数応答 | 20Hz-20KHz | 20Hz~20kHz |
感度 | 100dB | - |
充電端子 | 充電ケース:USB Type-C | 充電ケース:USB Type-C |
ワイヤレス充電 | なし | 〇 |
ワイヤレス | Bluetooth | Bluetooth |
Bluetoothバージョン | Ver.5.1 | Ver.5.0 |
対応プロファイル | HSP、HFP、AVRCP、A2DP | HSP、HFP、AVRCP、A2DP |
対応コーデック | SBC AAC |
SBC AAC |
受信距離 | 約10m | 約10m |
送信出力 | Class2 | Class2 |
連続再生時間 | 約5.5時間 ケース使用:最大22時間 |
ANC/オン:約4.5時間 ANC/オフ:約6時間 |
連続待機時間 | 約50時間 | ANC/オン:約7時間 ANC/オフ:約20時間 |
ノイズキャンセリング | 〇 | 〇 |
マイク | 〇(6個) | 〇(4個) |
外音取り込み | 〇 | 〇 |
防水・防滴性能 | IPX5 | IPX4 |
低遅延モード | 〇 | 〇 |
オート電源オン | 〇 | 〇 |
イヤーセンサー | なし | 〇 |
リモコン (本体操作) |
〇 タッチ式センサー 再生/停止 曲送り ANCオン/オフ 電話応答/終了 など |
〇 タッチ式センサー 再生/停止 曲送り/戻し ANCオン/オフ 電話応答/終了 など |
カラー | ホワイト、ブラック、レッド | ブルーグレー(BG) |
重量 | 本体:約5g(片耳) ケース:約32.0g |
本体:約5.5g(片耳) ケース:約43.2g |
まとめ
3,980円(税抜)の低価格でアクティブノイズキャンセル機能を持ったワイヤレスイヤホンと言うことを考えるとお買い得であることは間違いないでしょう。
- 低価格でノイズキャンセリング機能搭載のワイヤレスイヤホンが欲しい方
- ノイズキャンセリング機能を体験してみたい方
- コロナ禍でマスク着用に有線イヤホンは使いづらいと感じている方
めちゃくちゃ安く、その上音質もノイズキャンセリングも及第点を付けられるレベルなので、コスパはかなり高いです!
ぜひこのお手頃価格のゲオ・完全ワイヤレスイヤホン「GRFD-TWSHT03」を試してみて下さい。
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