こんにちは! 最近話題の画像生成AI「Stable Diffusion」、気になっている方も多いのではないでしょうか? 「でも、難しそう…」「パソコンのスペックが不安…」と思っている方もご安心ください!
実は、無料で、しかも高性能なパソコンがなくても、すぐにStable Diffusionの画像生成を体験する方法があるんです。
この記事では、Stable Diffusionを「お試し」で触ってみたい初心者の方のために、最も手軽なオンラインサービスを使った画像生成の手順を、画像付きで徹底解説します。
Stable Diffusionって何?なぜ今話題なの?
Stable Diffusionは、入力したテキスト(プロンプト)から、まるで本物のような写真や、アニメのようなイラストなど、様々な画像を自動で生成してくれるAIです。
その最大の魅力は、誰でも簡単に、高品質な画像を自由に作れること。イラストのスキルがなくても、写真の知識がなくても、あなたの頭の中にあるイメージを形にできる魔法のようなツールなんです。
無料でStable Diffusionを体験するならこの方法がおすすめ!
Stable Diffusionを試す方法はいくつかありますが、今回は以下の2つの無料オンラインサービスをご紹介します。どちらもWebブラウザからアクセスするだけで、すぐに画像生成を始められます。
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Hugging Face Spacesのデモ(公式に近い手軽さ)
- https://huggingface.co/spaces/stabilityai/stable-diffusion
- Stable Diffusionの開発元の一つが提供しているデモ版。非常にシンプルで、すぐに画像を生成したい方におすすめです。
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DreamStudio(より多機能で公式サービス)
- https://dreamstudio.ai/
- こちらもStability AIが提供する公式サービス。無料の範囲でも十分試せますが、クレジットを購入することでさらに多くの機能や生成回数を利用できます。
今回は、より手軽に始められる「Hugging Face Spacesのデモ」を使って解説していきます!
【実践】Hugging Face Spacesで画像を生成する手順
さあ、実際に画像を生成してみましょう! たったの3ステップで、あなたのオリジナル画像が誕生します。
ステップ1:Hugging Face Spacesにアクセスする
まずは、以下のURLをクリックして、Stable Diffusionのデモページにアクセスしましょう。

アクセスすると、このような画面が表示されます。

Hugging Face Spacesのデモ画面
ステップ2:キーワード(プロンプト)を入力する

デモ画面のプロンプト入力欄
画面左側にに「Enter your prompt」と書かれたテキストボックスがありますね。
ここに、生成したい画像のキーワードを入力します。これが「プロンプト」と呼ばれるものです。
- 入力例:
a cat with a wizard hat, magical forest, highly detailed
- (日本語訳:魔法の帽子をかぶった猫、魔法の森、非常に詳細に)
ポイント: プロンプトは日本語でも入力できますが、英語で入力した方が、よりイメージ通りの画像が生成されやすい傾向があります。これは、Stable Diffusionが英語の画像データで多く学習しているためです。
その下には「Negative prompt (optional)」というテキストボックスもあります。ここには、画像に含めたくない要素を入力します。
- 入力例:
blurry, low quality, deformed
- (日本語訳:ぼやけた、低品質な、形が崩れた)
- 画像がぼやけたり、品質が低かったり、物の形が崩れたりするのを防ぐためによく使われます。

プロンプトを入力
ステップ3:画像を生成する!
プロンプトの入力が終わったら、「Run」または「Generate」ボタンをクリックしましょう!

「Generate」ボタンをクリック
少し待つと、AIがあなたの指示に基づいて画像を生成してくれます。デフォルトでは一度に4枚の画像が生成されるので、様々なバリエーションを見比べることができますよ。
ステップ4:生成された画像を確認してみよう
どうですか? サンプルのプロンプトから、こんな素敵な画像が生成されたでしょうか?

生成された4枚の画像
もしイメージと違った場合は、プロンプトを少し調整して、再度生成を試してみてください。
- キーワードを具体的にする: 例:「猫」→「ふわふわの毛の三毛猫」
- スタイルの指示を加える: 例:「アニメ風」「油絵調」「写真リアル」など
- 色や雰囲気を示す言葉を入れる: 例:「夕焼け空」「ファンタジーな雰囲気」など
調整の考え方はテキストベースの生成AIと同じく、具体的に・詳細にです。
あなたもAIクリエイターの仲間入り!
今回は、Stable Diffusionを無料で手軽に体験する方法をご紹介しました。
- 手軽に試すなら、無料オンラインサービスがおすすめ!
- 「プロンプト(指示)」を工夫するのが画像生成の鍵!
- 英語での入力がより効果的!
Stable Diffusionは、ちょっとしたコツをつかむだけで、驚くほど様々な画像を生成できます。ぜひ色々なキーワードを試して、あなただけの素敵なAIアートをたくさん作ってみてくださいね!
もし、もっとStable Diffusionについて深く学びたい場合は、書籍やYouTubeの解説動画なども参考にすると、さらに表現の幅が広がることでしょう。
【初心者必見】Stable DiffusionでAI画像を思い通りに!マスターへの近道は「良書」にあり
「AI画像生成」と聞くと、なんだか難しそう…と思っていませんか?
そんなことはありません!今、Stable Diffusionなどの画像生成AIは、特別なスキルがなくても誰でも簡単に、あなたの頭の中にあるイメージを形にできる夢のようなツールになっています。実際に、この記事の前半でご紹介した無料デモで、AI画像生成の楽しさを体験した方もいらっしゃるのではないでしょうか?
たしかに、ただ漠然とキーワードを入れるだけでも画像は生成されます。でも、
- 「もっとリアルな画像を生成したい」
- 「アニメキャラを思い通りに描きたい」
- 「理想の構図で画像を生成したい」
そう思った時、単にキーワードを羅列するだけではなかなか難しいのが現実です。ハイクオリティな画像を安定して生成するには、実は「コツ」と「知識」が必要なんです。
なぜ無料デモだけでは限界があるのか?
無料のオンラインデモは、Stable Diffusionの楽しさを知る第一歩として最適です。
しかし、そこにはいくつかの壁があります。
- 機能の制限: デモ版では、利用できる機能が限られていることがほとんどです。細かな設定や、より高度な生成方法は試せません。
- 知識の不足: 「プロンプト(呪文)の書き方」「ネガティブプロンプトの活用」「モデルやLoRAの選び方」など、クオリティを高めるための基礎知識が不足していると、毎回同じような画像しか生成できなかったり、理想とはかけ離れた画像が出てきたりします。
- 情報が点在している: インターネット上には情報があふれていますが、体系的にまとまっているわけではないため、初心者の方が一つ一つ調べていくのは非常に時間と労力がかかります。
Stable Diffusionマスターへの「一番の近道」は書籍で体系的に学ぶこと
そこで、私が断言します。Stable Diffusionで思い通りの画像を生成し、さらにその先を目指したいなら、「良質な解説書籍」を一冊手元に置くことが、最も効率的で確実な近道です。
「え、わざわざ本?」と思うかもしれませんが、書籍には以下のような大きなメリットがあります。
- 体系的な知識: プロンプトの基礎から応用、モデルの導入、便利な拡張機能の使い方、トラブルシューティングまで、ステップバイステップで網羅的に学べます。
- 実践的なノウハウ: 著者の経験に基づいた「なぜそうするのか」という理由や、実践的なテクニックが惜しみなく公開されています。
- オフラインで学習可能: ネット環境に左右されず、いつでもどこでも自分のペースでじっくりと学習できます。
- 情報の信頼性: 専門家や経験者が執筆しているため、インターネット上の不正確な情報に惑わされるリスクが低いです。
初心者でも挫折しない!おすすめのStable Diffusion解説書3選
Stable Diffusionは日々進化しているので、書籍を選ぶ際はなるべく新しい発売日のものを選ぶのがポイントです。ここでは、初心者の方に特におすすめしたい書籍を厳選してご紹介します。
どれも読みやすく、着実にスキルアップできる内容ばかりです。
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- おすすめポイント:
本書では、AUTOMATIC1111版Stable Diffusion web UIというツールを使って、高性能なPC上でAIアートを生成する方法をわかりやすく解説。必要な知識と技術を網羅的にまとめ、趣味の創作ガイドとして最適な情報を提供します。 - こんな人におすすめ:
AIアートが気になっているけど、どのように始めたらいいのかわからない方にぴったりの一冊!
初心者でも簡単にAIアートの世界に飛び込めるガイドブックです。
- おすすめポイント:
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- おすすめポイント:
本書では、Stable Diffusionに初めて触るビギナーにもわかりやすくその使い方を一から解説し、さらに画像を作り込むうえで欠かせない拡張機能、オリジナルキャラクターをAIに覚えさせるLoRAの作成方法といったStable Diffusionを使いこなすうえで知っておきたい知識までを網羅して解説します。
さらに画像生成AI、とくにStableDiffusionを利用するうえであらかじめ知っておくべき著作権に関する知識について、アーティファクト法律事務所の弁護士水口瑛介氏が解説します。
- こんな人におすすめ:
・Stable Diffusionによる画像生成に実際に取り組んでみたい方
・Stable Diffusionでより思い通りに画像生成をしたい方
- おすすめポイント:
3.
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- おすすめポイント:
本書ではソフトウェアの使い方解説だけではなく、自分で設定できるセッティングやパラメータが画像生成にどのように関わっているのかについても解説しているため、AI技術について知識を深めたい人にとってもおすすめです。
また、既にAIを活用している方にもご満足いただけるように、よりAI画像制作を極めるヒントとなるようなStable Diffusionを含むAI画像生成を利用した作例のメイキング方法やプロンプト構成/生成パラメーターなどの情報を公開・解説しています。ハンズオン形式で最後まで取り組むことで、画像生成AIへの理解をより深めることができる1冊となっています。
- こんな人におすすめ:
プログラミングが分からない、ネットの情報を見てもうまく使えなかった、そんな悩みを抱えている人でもAIを使った画像生成体験ができるようにしっかりサポートします。
- おすすめポイント:
書籍で学んで、あなたもAIクリエイターの仲間入りを!
Stable Diffusionは奥深いツールですが、決して難しすぎることはありません。適切な知識を体系的に学ぶことで、誰もが理想の画像を生成できるようになります。
まずは一冊、気になる書籍を手に取って、あなたのStable Diffusionライフを本格的にスタートさせてみませんか?
書籍で基礎を固めれば、無料デモで感じた「もどかしさ」もきっと解消され、あなたの想像力がAIの力で無限に広がっていくことを実感できるはずです。
さあ、あなたもAIクリエイターへの道を一歩踏み出しましょう!