低価格でオシャレだと大人気のスリーコインズ ワイヤレスイヤホンに新型が出ていました。
リニューアルされたスリーコインズのワイヤレスイヤホンを入手したので、その使い勝手や音質など気になるポイントをレビューします。
今回はスリーコインズの新型ワイヤレスイヤホン(インナーイヤー型)を購入しました。
個人的にはカナル型の方がシックリするのですが、前回のワイヤレスイヤホンレビューではカナル型を使ったので同じではつまらんと思いインナーイヤー型を選択しました。
【新型】スリーコインズ ワイヤレスイヤホン(インナーイヤー型)
リニューアルされた新型ワイヤレスイヤホンと言うことで期待が膨らみます。
全体のパッケージは相変わらず白を基調としたシンプルなデザインとなっています。新型とはどこにも表記されていませんが、下の方になにげに「AACコーデック対応」の表記が加えられています。
かなりそっけない感じもするのですが、無意味にごちゃごちゃしているよりよほど好感が持てます。
パッケージ内容
パッケージの中には
- ワイヤレスイヤホン本体2個
- 充電ケース
- 充電用USBケーブル(Type-A to Type-C)実測で長さ30cm
- 取扱説明書・保証書
の3点となっています。
充電ケース
全体的につやのないマットな仕上がりで、指紋も付きにくいのは好感が持てます。手触りも悪くはないのですが、見た目が安っぽい樹脂製なのは致し方ないところでしょう。
写真上が充電ケース前面。充電状態を示す白色LEDの数字表示、両側に左右イヤホンの充電状態を示すバーコードのような表示に変更され、それぞれの充電状態がわかりやすく改良されています。
写真下は充電ケース裏面。充電用コネクタがマイクロUSBコネクタからUSB TypeCコネクタに変更となっています。低価格な製品にもTypeCコネクタ搭載の波が押し寄せているようですね。
華奢なマイクロUSB端子よりTypeCコネクタの方が耐久性がありそうな感じがするのですが実際はどうなんですかね?
裏面には製品情報と技適の表示が印刷されています。PSEマークもありますね。
製造は安心と信頼の中国製「MADE IN CHINA」
ワイヤレスイヤホン本体
ワイヤレスイヤホン本体の第一印象は「軽いね〜!」でした。
イヤホン本体の重さは仕様では4グラム、実測で3.76グラム、両側で約8グラムとやっぱり軽いですね。
外形はAppleのAirPodsに似ています。というかどうしてもこういった形状になってしまうのでしょうかね。インナーイヤー型は本体から棒が飛び出たような外形の製品が多いですからね、皆Appleのまねですか?
操作スイッチはカナル型とは違って「タッチ式」のスイッチを採用しています。上の写真の赤丸の部分がセンサーになっているのでここをタッチすることで各種の操作ができるようになっています。
新型の改良点
新型のワイヤレスイヤホンということで何が変わったのかと言うと…
- コーデックがSBCのみからSBC/AAC両対応となった。
- 充電ケースの表示がLEDから数字のでパーセント表示になった。
- 充電ケースの充電コネクタがマイクロUSBからUSB TypeCコネクタに変更された
全体を通して音質の向上と使い勝手の向上がなされているようです。
特に対応コーデックにAACが追加されたのはウレシイですね。音質が良くなると言われていますし遅延も減るとのことなので対応していた方が良いに決まっています。ダイソーのワイヤレスイヤホンもAACに対応しましたし、廉価なワイヤレスイヤホンにも続々とAACが搭載されていくことでしょう。
【新型】スリーコインズ ワイヤレスイヤホンの使い方と使用感
実際に新型スリーコインズのワイヤレスイヤホンを使ってみましょう。
デバイスとのペアリング
デバイスとしてスマートフォンを使いペアリングの手順を行ってみます。
基本的には取扱説明書にあるとおりに設定すればペアリングはすぐにできるでしょう。
Mi11 Lite 5G(アンドロイド)とのペアリング
Androidの場合は以下の手順でペアリング可能です。
スマートフォンははMi11 Lite 5Gを使いました。
ここでのスリーコインズ ワイヤレスイヤホンの名称は「AIR MUSIC 2」となります。
- イヤホン本体をケースから取り出す。(イヤホンの電源が入ります)
- スマホの「設定」をタップ
- 「Bluetooth」をタップ
- 「利用可能なデバイス」の右側のグルグル矢印をタップ
「AIR MUSIC 2」が表示されますのでタップ - 「ペア設定をする」をタップ
- ペアリングが完了しました。AACで接続されています。
iOSの場合
iPhoneなどのiOSデバイスは以下の手順でペアリング可能です。多分これでできると思います。
スマートフォンは手持ちのiPhone6を使用しています。iOSのバージョンは12.5.5を使用中の表示です。
最新のiOSでは画面表示が変わっているかもしれません。
- イヤホン本体をケースから取り出す。(イヤホンの電源が入ります)
- iPhoneの本体で「設定」をタップ
- 「Bluetooth」をON
- 「その他のデバイス」を選択
- 「AIR MUSIC 2」が表示されているはずなので選択
- 「AIR MUSIC 2」をタップ
- 接続済みが表示されたらペアリングが完了しました。
OSのバージョンによって画面表示やアイコンの形状などが変わる場合もあると思いますが、大筋は上記の通りとなります。
上記のペアリング手順は初回のみ必要です。2回目からは充電ケースからワイヤレスイヤホンを取り出すと自動的にスマホなどのデバイスと接続されるようになります。
イヤホンの操作方法
音楽の再生
動作・状態 | 左側(L) | 右側(R) |
再生/一時停止 | 1秒長押し | |
音量を上げる | 2回押す | ー |
音量を下げる | ー | 2回押す |
曲送り | 3回押す | ー |
曲戻し | ー | 3回押す |
電話操作
動作・状態 | 左側(L) | 右側(R) |
電話に出る | どちらかを1回押す | |
電話を切る | どちらかを1回押す | |
着信拒否 | どちらかを約2秒間長押し |
片耳で使用している場合のボタン操作
動作・状態 | 操作方法 |
再生/一時停止 | 1秒長押し |
曲送り | 3回押す |
※音量操作、曲戻しを行う場合は接続側機器(スマホなど)で行って下さい。
※電話操作は両耳使用時と同じ操作方法です。
【新型】スリーコインズ ワイヤレスイヤホンの使用感
耳への装着感
※個人的な感想ですので「そんなこともあるんだ」程度にお考え下さい。
インナーイヤー型イヤホンを使用するのはおそらく初めてではないかと思うのですが、個人的感想では「装着感はあまりしっくりこないなぁ」というのが正直なところですね。耳に合わないというか何というか、特に右がいけません。製品が悪いと言うことではなく単に相性の問題ですのでお間違いなく。
イヤホン自体が非常に軽いので装着することはできるのですが、なんだか頼りない感じ。ちょっと動くと落ちてしまうのではないかと不安になってしまいました。左はそんなことはないんですけどね、耳のかたちが合わないのでしょう。カナル型ですとイヤーピースを耳に差し込む感じですし、そのイヤーピースの大きさも変えることができるのでなんとかなるんですけどね。残念です。
あと、密閉型ではないのでイヤホンで音楽を聴いていても周囲の音は聞こえます。ということはイヤホンから出ている音も周囲に漏れているということになってしまいますので大音量で聞く時などは周囲への配慮も必要かと思います。聞いている本人には音楽でも興味のない人にとっては単なる騒音ですからね。
音質
肝心な音質ですがあくまで個人的な感想ですので予めご了承下さい。
新型スリーコインズのワイヤレスイヤホンの音質ですが、低音があまり出ていないせいなのか非常にあっさりとした悪く言えば薄っぺらい音のように感じました。
軽い感じの音なので、BGMを長時間聞いている場合などでも疲れにくい音とも言えますね。
音楽再生アプリが持っているイコライザ機能を使えばご自分のお気に入りの音を探せるでしょう。
元々あっさりとしてクセのない音なのでそれもまた一つの楽しみかもしれませんね。
接続の安定性
人通りの多い商店街をこのイヤホンで音楽を聴きながら歩いてみたのですが、特に接続が切れることもなく安定した動作をしてくれました。だだしペアリングしている端末が変わるなどすると状況によって変わってくるかもしれません。
音の遅延状態
今回もAmazonプライムビデオで映画を視聴しながら画面の俳優さんの口の動きと聞こえてくる音を比較してみましたが目立った遅延は感じられませんでした。接続コーデックがAACとなっているのも影響しているのかもしれません。
【新型】スリーコインズ ワイヤレスイヤホンのまとめ
新型スリーコインズのワイヤレスイヤホンですが、AACコーデック対応となっているたり充電状態がより細かくわかるようになっていたりと旧型と比べかなり改善されているという印象です。これで価格は旧型と同じ1,650円ですから、低価格なワイヤレスイヤホンとして一考に値する製品と言えそうです。
- ワイヤレスイヤホンを試してみたい方
- 音質はそこそこで良いから低価格なワイヤレスイヤホンを探していた方
にお試しいただきたい製品ではないでしょうか。
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