6月になって頻繁に送られてくるamazonを騙る詐欺メールです。
1日に数通送りつけられてきますので削除するのも大変です。
お支払い方法の情報を更新してください。
詐欺メールの文面は以下の通りです。
Amazonプライムをご利用頂きありがとうございます。お客様のAmazonプライム会員資格は、2020/06/09に更新を迎えます。お調べしたところ、会費のお支払いに使用できる有効なクレジットカードがアカウントに登録されていません。クレジットカード情報の更新、新しいクレジットカードの追加については以下の手順をご確認ください。
1. アカウントサービスからAmazonプライム会員情報を管理するにアクセスします。
2. Amazonプライムに登録したAmazon.co.jpのアカウントを使用してサインインします。
3. 左側に表示されている「現在の支払方法」の下にある「支払方法を変更する」のリンクをクリックします。
4. 有効期限の更新または新しいクレジットカード情報を入力してください。
Amazonプライムを継続してご利用いただくために、会費のお支払いにご指定いただいたクレジットカードが使用できない場合は、アカウントに登録されている別 のクレジットカードに会費を請求させて頂きます。会費の請求が出来ない場合は、お客様のAmazonプライム会員資格は失効し、特典をご利用できなくなります。
Amazon.co.jpカスタマーサービス支払いの情報を更新する
クレジットカードの期限もまだ大丈夫なはずですが?
amazonプライムで使っているクレジットカードは期限もまだ大丈夫なはずですし。
しかし、あ〜だこ〜だと良くネタを探してメールを送りつけてきますね。執念深いというか何というか、その情熱をもっとまともなことに使えば人生バラ色になるんではなんて思うのは私だけかな。
とにかくこのメールに記載してある内容自体がは全くの架空、でっち上げの内容ですので考慮する必要もないものです。
リンクをクリックするとどうなる?
いつものようにリンクをクリックしてみます。
今回もリンク場は3個所ですね。
- 文中の「Amazon.co.jp」:こちらをクリックすると本物のamazonのトップページに飛ぶようです。
- 次にある「Amazon.co.jpカスタマーサービス」:どうやらリンクが死んでいるようでエラーになります。
- 文末の「支払い情報を更新する」:これが肝心の詐欺サイトに飛ぶリンクです。。
それではオレンジ色のリンクボタンをクリックしてみましょう。
クリックすると以下のような見慣れたログイン画面になるようです。
ここに個人情報を入力してしまうと、悪い人に情報を盗まれてしまうわけです。
ただ、実際はいつもの通りブラウザブロックで警告画面になってしまいます。
いつもの赤い画面です。
送信元を探ってみました
いつものようにメールのヘッダを表示してみます。
amazon <lcnuk@dqpszuxjw.com>
お支払い方法の情報を更新
宛先:●●●@●●●
Content-Type:multipart/alternative; boundary=”—-=_NextPart_000_04FD_01B5ECC4.1F68FEE0″
X-Mailer:Geaksd 2
Mime-Version:1.0
Received:(qmail 66427 invoked from network); 23 Jun 2020 07:06:56 +0900
Received:from unknown (HELO mgw2.zenno.net) (192.168.0.147) by msv2.zenno.net with SMTP; 23 Jun 2020 07:06:56 +0900
Received:from mgw2.zenno.net (localhost [127.0.0.1]) by mgw2.zenno.net (Postfix) with ESMTP id 6201C905A3 for <●●●@●●●>; Tue, 23 Jun 2020 07:06:56 +0900 (JST)
Received:from mgw2.zenno.net ([127.0.0.1]) by mgw2.zenno.net (mgw2.zenno.net [127.0.0.1]) (amavisd-new, port 10024) with ESMTP id FfZ3A9Ov2FVz for <●●●@●●●>; Tue, 23 Jun 2020 07:06:56 +0900 (JST)
Received:from dqpszuxjw.com (unknown [182.111.245.85]) by mgw2.zenno.net (Postfix) with ESMTP id 7F1D39059D for <●●●@●●●>; Tue, 23 Jun 2020 07:06:55 +0900 (JST)
<20200623060646473821@dqpszuxjw.com>
Delivered-To:●●●@●●●
Return-Path:<lcnuk@dqpszuxjw.com>
X-Envelope:S25R_match
下から2行目の「Return-Path:<lcnuk@dqpszuxjw.com>」から送信元はlcnuk@dqpszuxjw.comのようです。
その4行上に[182.111.245.85]のグローバルIPらしきもの(赤字のところ)があるので検索してみます。
さて、その結果は…
予想したとおり、いつものように中国からです。
中国さん変なところで頑張るなぁ。
amazon お支払い方法の情報を更新してください。は詐欺メール
また中国ですね。どこから送られているにしろフィッシング詐欺メールで偽のログイン画面ですので、
うっかり個人情報などを入力しないようお気お付けください。
巧妙になるフィッシング詐欺メールに要注意
だんだんと巧妙になりつつあるフィッシング詐欺メール、日頃から騙されないように注意しなければなりません。
悪質なメールではメールを開封しただけで
- ウイルスに感染してしまったり
- 個人情報を抜き取られたり
されてしまうケースもあります。
身に覚えのない件名のついたメールは開封せず即行でゴミ箱行き、そして削除が一番の方法で安心できる方法です。
念のためこちらもご覧になって下さい。
Amazonからの通知メールはAmazonの公式ページにあるマイページーメッセージセンターで確認することができます。
正規の通知であれば該当メールが見つかりますが偽のメールはありませんので確認できます。
詳しくは
をご覧下さい。
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