長らくお預けとなっていたマイクロソフト版PC正常性チェックアプリが再リリースされました。
前バージョンはチェック結果がおおざっぱで評判が悪かったのかバグがあったのか知りませんが、長らく準備中となっていましたが、いよいよ改訂版がダウンロード可能になりました。
今までの経緯はWindows11に対応しているか?|チェックツールのダウンロードと解説で参照できます。
最新PC正常性チェックアプリのダウンロード
ダウンロードは依然と同じくマイクロソフトのWindows11公式ページからダウンロードできます。小さなアプリなのでダウンロードはずぐに終わります。
インストールはダウンロードしてできた「WindowsPCHealthCheckSetup.msi」をダブルクリックすると始まります。特に何もすることはないままインストールは終了するようです。
PC正常性チェックアプリ起動
PC正常性チェックアプリが起動すると下のようなウインドウが現れます。
PCのチェックを始めるには「今すぐチェック」をクリックするだけです。
使用中のデスクトップパソコンをチェックしてみる
せっかくだから、今Windows11がすでに動いている使用中のパソコンをチェックしてみました。
すると意外な結果が表示され……驚きました!
下がその結果です。
なんともよくわかりませんが、Windows11インサイダープレビュー版が何の支障もなく動いているパソコンがシステム要件を満たしていないとは何ということでしょう?!
BIOSを初期化したんだった!
ふと思いだしたのですが、数日前にこのPCはうまく起動しなくなった(起動ディスクの順位設定が狂っていました)のでBIOSを初期化していたんですね。
BIOSの初期化をするとこのマザーボード(ASRock B365Pro4-M)はTPM設定が「Disabled」になるんでした。その結果、TPMが検出されないといわれてしまったんですね。
念のため、デバイスマネージャーで確認したところ、見えていたはずの「SecurityDevices」が姿を消していました。
というわけで、BIOSに入ってTPM設定を「ENABLES」にすることで、システム要件を満たすようになりました。
デバイスマネージャーでも「SecurityDevices」が表示されています。
トラステッド プラットフォーム モジュール2.0=TPM2.0ですね。
システム要件のチェックに対する疑問
Windows11の正式版をインストールする場合、このシステム要件は厳しくチェックされるんですかね??
上のケースでも現実に支障なくWindows11が稼働しているパソコンをチェックしてもシステム要件を満たしていないとなると、Windows11の動作そのものにはシステム要件はあまり関与していないとも考えられそうなのですが、この辺りはどうなんでしょう???
Dynabook R731の例やLenovoのペンティアムの例もあるので、インストールさえ潜り抜ければWindows11はしっかり動くということなんでしょうかね??????
Windows11正式版でも同じ挙動を示すのか興味津々です。
Windows11正式版リリースまであと4日です。
楽しみに待ちましょう。
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