auの3G携帯電話サービスが2022年3月31日に完全終了します。
3G通信を提供している3キャリアの中でも最も早く3G終了をするのがauですね。
その辺りはこちらにも記事「3G終了でもガラケーを使い続ける方法ってあるの?」でも紹介しているので参考にされて下さい。

この3G通信完全終了にともなって、auはもちろんのこと、UQモバイルのサービスの一部までかなり広範囲に影響がありそうです。3Gガラケーはもちろん4Gスマホの一部にも影響が及ぶとしたら大変ですよね。
また、そのまま放置していると一定期間経過後「自動解約」となってしまう可能性も。
それではau3Gの終了内容を具体的に見てみましょう。
3G携帯電話サービス終了の対象機種および料金プラン・サービス
auから公表されている3G携帯電話サービス終了による対象プランは以下のようになっています。
本サービス終了に伴い、「CDMA 1X WIN」もしくは「VoLTE非対応SIMカード」をご契約のお客さまは、2022年4月1日に自動的に携帯電話のご契約が解約となります (以下 自動解約)。自動解約後、お客さまの携帯電話番号などの情報は一時的に保管されますが、2022年6月30日をもって保管が終了します。
また、4G LTEにて「VoLTE非対応機種」をご利用のお客さまは、2022年4月1日に、基本料金などの月額利用料が発生せず携帯電話番号などの契約情報を一時的に保管する一時休止に自動的に移行します (以下 自動休止)。一時休止は2022年6月30日をもって終了し、携帯電話のご契約は解約されます。
「CDMA 1X WIN」とは3G携帯電話サービスのこと「VoLTE非対応」はデータ通信は4Gで、音声通話は3G回線を利用している通信方式のことを指します。
文章ではわかりずらいので表にして見ると以下のようになります。
au | UQ mobile | ||
CDMA 1X WIN | 4G LTE | VoLTE非対応SIMカード | |
利用できなくなる機種 | 「CDMA 1X WIN」対応機種 | VoLTE非対応機種 | |
提供終了日 | 2022年3月31日をもって終了 | VoLTE非対応機種をご利用のお客さまに限り、2022年3月31日をもって終了 (注2) | 2022年3月31日をもって終了 (注1) |
提供終了する料金プラン・サービス | 「CDMA 1X WIN」の料金プラン・サービス | - | 「VoLTE非対応SIMカード」の料金プラン (注1) |
いろいろとわかりづらく書いてありますが、ポイントは3G回線で音声通話を行っているかどうかが分かれ道のようですね。
3G携帯電話サービスの終了ですから、3Gケータイ(ガラケー)が対象になるのは当然ですが、注1)にあるように音声通話をしない場合は対象外となっています。つまり3G回線を使っていないから4Gでデータ通信はできる=対象外だということになります。ややこしいな!
「CDMA 1X WIN」対応機種
その対象機種ですが、auから公表されているのは以下の機種になります。非常に数が多いですが、主に3Gガラケーですね。
auケータイ | CA001、CA002、CA003、CA004、CA005、CA006、CA007、CAY01、E02SA、E03CA、E05SH、E06SH、E07K、E08T、E09F、E10K、EY01K、EY02K、EY03K、F001、H001、HIY01、HIY02、K001、K002、K006、K007、K009、K011、KYX02、KYX03、KYX04、KYY03、KYY06、KYY08、KYY09、KYY10、NS01、NS02、P001、PT003、S001、S002、S003、S004、S005、S006、S007、SA001、SA002、SH001、SH002、SH003、SH004、SH005、SH006、SH007、SH008、SH009、SH010、SH011、SHY01、SOX01、SOX02、SOY01、SOY02、SOY03、SOY04、SOY05、T001、T002、T003、T004、T005、T006、T007、T008、TSX04、TSX05、TSX06、TSY01、W32H、W32S、W41CA、W41H、W41S、W41SH、W42CA、W42H、W42S、W42SA、W43CA、W43H、W43K、W43S、W43SA、W44K、W44S、W44T、W45T、W46T、W47T、W51CA、W51H、W51K、W51P、W51S、W51SA、W51SH、W51T、W52CA、W52H、W52K、W52P、W52S、W52SA、W52SH、W52T、W53CA、W53H、W53K、W53S、W53SA、W53T、W54S、W54SA、W54T、W55SA、W55T、W56T、W61CA、W61H、W61K、W61P、W61PT、W61S、W61SA、W61SH、W61T、W62CA、W62H、W62K、W62P、W62S、W62SA、W62SH、W62T、W63CA、W63H、W63K、W63S、W63SA、W63SH、W63T、W64K、W64S、W64SA、W64SH、W64T、W65K、W65S、W65T |
かんたんケータイ | K003、K004、K005、K008、K010、K012、PT001、PT002、W62PT |
mamorino | KYY01 (mamorino)、KYY02 (mamorino2)、KYY05 (mamorino3) |
auスマートフォン | E30HT、E31T、E31TF、EIS01PT、IS01、IS02、IS03、IS04、IS05、IS06、IS11CA、IS11LG、IS11N、IS11PT、IS11S、IS11SH、IS11T、IS12F、IS12M、IS12S、IS12SH、IS12T、IS13SH、IS14SH、IS15SH、IS17SH、ISW11F、ISW11HT、ISW11K、ISW11M、ISW11SC、ISW12HT、ISW13F、ISW13HT、ISW16SH、KYY04、SHX11、SHX12 |
iPhone | iPhone 4s |
データ通信端末 | HID01、HID02、HID03、HID04、HWD06、HWD07、HWD08、HWD13、PTD05、W04K、W05K、W06K、W07K |
通信モジュール | WM-M200、WM-M200A、WM-M210、WM-M210A、WM-M300、WM-M320、KCMX-100、KCMV-200、KCMV-210、KCMV-310、KCMP、HWM02 |
その他 | AAT01MBM (ETBW11AA)、KYS11 (あんしんGPS)、SP01 (PHOTO-U)、SP03 (PHOTO-U2)、ZTS11 (PHOTO-U TV)、ZTS12 (PHOTO-U TV (8GBモデル)) |
VoLTE非対応機種
auケータイ | SHF31 (AQUOS K) |
auスマートフォン | CAL21、FJL21、FJL22、HTL21、HTL22、HTL23、HTX21、KC01、KYL21、KYL22、KYL23、KYY21、KYY22、KYY23、KYY24、LGL21、LGL22、LGL23、LGL24、LGL25、PTL21、SCL21、SCL22、SCL23、SCL24、SHL21、SHL22、SHL23、SHL24、SHL25、SOL21、SOL22、SOL23、SOL24、SOL25、SOL26 |
UQ mobileスマートフォン | KC-01、LG G3 Beat |
iPhone | iPhone 5、iPhone 5s、iPhone 5c |
提供終了する料金プラン・サービス
「CDMA 1X WIN」の料金プラン・サービス
プランE、プランEシンプル、プランF (IS)、プランF (IS) シンプル、プランL、プランLシンプル、プランLL、プランLLシンプル、プランM、プランMシンプル、プランS、プランSシンプル、プランSS、プランSSシンプル、プランW、プランWシンプル、プランZシンプル、シンプルプランL、シンプルプランS、デイタイムL、デイタイムLシンプル、デイタイムS、デイタイムSシンプル、カケホ (3Gケータイ)、カケホ (3Gケータイ・データ付)、WINシングルL、WINシングルL WiMAX (シンプル)、WINシングルL WiMAX (フルサポート)、WINシングルLL、WINシングルLL WiMAX (シンプル)、WINシングルLL WiMAX (フルサポート)、WINシングルM、WINシングルM WiMAX (シンプル)、WINシングルM WiMAX (フルサポート)、WINシングルS、WINシングルSS、WINシングルフラットWiMAX (シンプル)、WINシングル定額、WINシングル定額 (シンプル)、WINシングル定額 (フルサポート)、WINシングル定額WiMAX (シンプル)、WINシングル定額WiMAX (フルサポート)、PHOTO-Uプラン、PHOTO-U TVプラン、あんしんGPSプラン、ぷりペイド、オフィスケータイプラン WIN、ビジネスWINシングル定額WiMAX (シンプルコース)、ビジネスWINシングル定額WiMAX (フルサポートコース)、1xシングルプランA、1xシングルプランB、1xモジュールプランL、1xモジュールプランM、1xモジュールプランS、WINモジュールプランL、WINモジュールプランM、WINモジュールプランS、WINモジュール定額
参照:3G携帯電話向けサービス「CDMA 1X WIN」を22年3月31日に終了
UQ mobileの「VoLTE非対応SIMカード」の料金プラン・サービス
おしゃべりプランS、おしゃべりプランM、おしゃべりプランL、くりこしプランS、くりこしプランM、くりこしプランL、スマホプランS、スマホプランM、スマホプランR、スマホプランL、データ高速+音声通話プラン、データ無制限+音声通話プラン、ぴったりプランS、ぴったりプランM、ぴったりプランL、UQおはなしプランS、UQおはなしプランM、UQおはなしプランL
- 名称の末尾に”(V)”が付く「VoLTE対応SIMカード」の料金プラン・サービスは提供終了の対象外です。
わかりづらいな…
上記を読んで「ああ、そうか!」と理解できる人はほとんどいないのではないですかね。書いてるピーマンも頭が爆発しそうです。auのホームページそのままの内容なんですけどね。
「わからなければauショップに来てね!」ということなのだろうけど、事実上ほとんどの人がそうせざるを得なくなるんじゃないかな。auショップは手強いからあまり行きたくないというのが正直なところですね、経験上。
うっかりしてると必要もないオプションを当然のようにセット売りしてくるからね、auショップ。
放置すると自動解約かも
面倒なので放置していた場合にどのようになるかというと、
- 3Gガラケーの場合、2022年4月1日に自動的に携帯電話のご契約が解約(つまり自動解約)となります。
- 4G LTEにて「VoLTE非対応機種」をご利用のお客さまは、2022年4月1日に一時休止に自動的に移行します。
両方とも猶予期間?がもうけてあって、6月30日までの3ヶ月間は電話番号などの情報を保存ているようなので、期間内なら電話番号を継続した上で新規契約等のアクションを起こせますが、期間を過ぎるとデータは消去され完全に解約となってしまいます。復活不可ですね。
実際にauショップに行ってきました
偶然にも身内でガラケーからスマホにしたいという方(87歳)がいたのでお目付として同行して様子を見てきました。
結果的には、その方が使用していたガラケーが比較的新しい「4G+auVoLTEに対応した機種・かんたんケータイライトKYF43」で3G終了の影響を受けず継続使用できるとのことだったのでそのまま帰ってきたのですが見積もりだけはとってみました。
おっと、月額8,008円だとさ
見積もりの結果ですが、3Gガラケーでなかったため移行特典?は受けられないとのことで、出てきた月額の通信料はスマホの本体価格1,500円(24回払い)を含めてなんと8,008円。当然必要のなさそうなオプションてんこ盛りでした。
今時スマホ1台で月に8,000円など冗談だろと思ったが、契約するのは他人なので黙ってた。
知人もビックリしたらしく「これでは止めとくわ!」ということと継続使用できる機種だったのとでそのまま帰宅と相成りました。
今のガラケーは月に3,000円くらいだったらしいので8,000円にビックリした模様。あんまり使ってないって言ってたしね。
32GBのマイクロSDカードが5,280円
これも見積もりに当然のように入っていてビックリしたオプションでした。
マイクロSDカードなんて必須ではないし、最近はスマホ本体の記憶容量も増えているのでなくてもほとんど困らないのが実情でしょ。でも当然のように高額でオプションに組み入れてくるって、ちょっとあくどすぎないか?
こんなのAmazonで探せば1,000円もしない商品ですからね、情弱な客を騙す(といっては言い過ぎかもしれませんが)ことで収益を上げるのがauショップなのかな、相変わらずだなと思った次第でした。
あと、インターネット接続サービスが月額330円、セキュリティソフトが●円だとかだったかな。ど〜しても必要とも思えないオプションが当然のように組み込まれていく、これなんなんだろ??と思ったのだが、次の瞬間「あ〜やっぱauだわ〜!!」と妙に納得している自分がいたのでした。
auから見積もりの説明を受けている間も、隣の席や後ろの順番待ちにおじいちゃん・ばあちゃんがいっぱいいましたよ。見ようによっては「カモ」なんだろうなぁ。
儲けのために情弱を手玉にとってはイカンでしょ。
まとめというか、auには気をつけろ!
他の携帯キャリアの販売状況は知りませんが、auは相変わらずだと思いましたね。
総務省からあれだけ簡潔な料金プランを…と指導されていたのにいまだにオプションてんこ盛りですからね。しかも必要でないものまで…。
スマホにはあまり詳しくないピーマンですが、auにこだわらないのであれば一度解約してしまい肩の荷を下ろしてから、SIMフリースマホを購入してドコモのahamoとかau系でいいならUQmobileとか、ピーマンごひいきのIIJにするとかで、かなり通信料を安く抑えられると思いますよ。楽天モバイルなどは使わなければ無料ですからね、将来性に不安はありますが。
あっ、それができるのは情弱じゃないか。
一度出直すのがいいかも
それから、ここまでの記事は単なる一例で、もっと狡猾な販売を行うショップ、正直な販売方法をとろうとするショップ(あるかな?)等などショップによっても千差万別でしょうから鵜呑みにしないで下さいね。
auに限った話ではないけど、携帯ショップで見積もりを出してもらい説明を聞いたら、「一度帰ってよく考えてみる」とか行ってその場を離れるのが一番良さそうだな。冷静にもなれるし詳しい人に見積もりの内容を見てもらうこともできるし、その場の勢いで高額の契約を結ばされるケースも減ると思うんだけどなぁ。
後は詳しい人に同行してもらうとか…。
とにかく「あうには気をつけろ!」と言うことでした。
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